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CSR/社会貢献活動の取り組み

即戦力管理栄養士の養成即戦力管理栄養士の養成

掲載日:2017年03月29日
ステークホルダー : 業界
キーワード : 教育機関 有識者コメント 管理栄養士 給食業界

時代の求める即戦力のある管理栄養士の養成に|龍谷大学 農学部食品栄養学科 講師 朝見 祐也様にインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとしての透明性の高い経営にするため、すべてのステークホルダーの皆様に対し、積極的かつ公平・迅速な情報開示に努めています。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回、龍谷大学 農学部 食品栄養学科 講師 朝見 祐也様にインタビューを実施いたしました。

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龍谷大学 農学部食品栄養学科 講師 朝見 祐也様

※インタビューに答えていただいた、龍谷大学 農学部食品栄養学科 講師 朝見祐也様

朝見先生が専門とされている内容について教えてください。


【給食施設のおいしくて安全・安心な食事の提供のために】


 給食施設は、病院・高齢者施設・学校・保育園・事業所など様々な分野が存在します。

 給食施設で提供される食事にはどういった点で高い品質を求めているのか。

 恐らく多くの人は、『適切な栄養管理』が行われていて、『衛生面で安全・安心』で、さらに『おいしい』という点での高い品質を主に求めると思います。

 喫食者の求める高品質な食事の提供の実現のためにはどうすればいいのかという点に焦点を当てて研究を行っています。

 具体的には次のようなテーマで研究を行っています。

・学校給食における日本人の食事摂取基準を用いた栄養管理の試み
 (小・中学校の児童・生徒の成長・発達等に応じた適正な栄養管理の方法と給食管理の方法の検討)

・超低塩味噌を用いた適切な栄養管理の試み
 (日本人の食事摂取基準に示された厳しい食塩摂取目標量に対応するための超低塩味噌を用いた栄養管理の検討)

・ATPふき取り検査法を用いた給食施設・設備の清掃法開発
 (簡便な衛生検査法であるATPふき取り検査法を活用した給食施設・設備の清掃法の開発)

・穀類伝統食品の美味特性の解析
 (蕎麦や黍などの穀類伝統食品の美味特性の物性論的(テクスチャー特性・破断特性など)な解析)

Q. 管理栄養士について教えてください。


【目指されたキッカケは?】


 高校時代に化学が好きで、また調理することが好きでした。この両方を活かすことができる分野として栄養学があると知りました。
 それと、進学したい大学が自宅近くあったのも一つのきっかけです。

【管理栄養士の魅力について】


 食を通じて人を幸せにすることできるのが管理栄養士です。栄養管理された献立で病気を治すこともできますし、健康増進につなげることも可能です。

 特にこれからの超高齢社会を考えた場合、健康を維持するためには食、そしてその食を監理する管理栄養士がとても重要になります。

【管理栄養士に向いている人について】


 食が好きな人でないとなれないと私は思います。

 調理・栄養管理・献立作成・栄養指導からコスト管理など管理栄養士が求められる業務範囲は幅広いですが、全ての根幹は「食」です。どの仕事をしていても食が好きな人でないと長く続けるのは難しいでしょう。

【管理栄養士の教育について】


 大事なのは学生のレベルに合わせることだと思います。難しいことを伝えても学生が理解をしていないのであれば、それはお互い時間の無駄になります。

 だからこそ、授業では学問だけではなく身近なエピソードや具体的な話しを交えて行います。

 元々、管理栄養士が学ぶ範囲が広いです。4年間での授業では最低限の土台のみしか対応できないのが課題だと感じています。

【管理栄養士がこれから求められるスキルについて】


 現在、管理栄養士は、特定保健指導の開始によって、求められるスキルの幅も広がっています。

 特定保健指導に関わる管理栄養士は、見知らぬ人と会話する機会も多く、 「コミュニケーション能力」「会話力」のスキルが求められます。
 聞きたいことを的確に聞き出すための「質問力」も大切なスキルです。

 また、どれだけ指導をしても相手が納得してもらわないといけないので「説得力」も必要です。

 栄養指導の管理、献立の管理など、さまざまな場面でパソコンが使われます。

 最低限ワード、エクセルの基本操作はできないと厳しいです。

 また企画することもあります。

 季節ごとのイベントに合ったメニューを考える必要があります。また、食育や栄養指導でもどのようにすれば伝わるのかを考える機会は多いです。

 最近では食の安全・安心に気を配る人も増えたため、食の安全面や素材そのものの情報に関しても、 知識が必要です。

 どの力も「食への興味」があってこそ、強力に発揮できます。

 以上の取り組まれている分野をより深く知ることは大切ですが、これからはマネジメントに参画する必要も出てきます。

 まず、人を動かせる能力です。

 少子高齢化に伴い労働人口は減少します。そのため、労働生産性を上げるための指示や、パート社員や、外国人など多様化する労働者の管理も必要になります。

 さらに、コスト管理も重要です。どれだけ良い献立を立てたとしても赤字続きでは経営が成り立ちません。より経営視線に立てる管理栄養士がこれからもとめられます。

Q.今後委託会社に求めることがありましたら教えてください。

【人材の確保を】


 給食会社の仕事を「きつい」「しんどい」と思っている学生が多いです。

 その多くは人材不足から業務時間が長くなっている話を卒業した先輩から聞いているからだと思います。

 どの業種も人材確保に苦心されているかと思いますが、社会のインフラである給食会社様は学生に対して業界のイメージを変えるような取り組みを行っていただき発信していただきたいです。

 その中で、日清医療食品様は新卒採用者数も多く、入社時研修以降の研修も充実していると聞いています。

 もう少し情報発信をして学生が取り組みを知れるようにしていただきたいです。

【日清医療食品に求めること】


 日清医療食品様は今後の少子高齢化を見越し、セントラルキッチンの建設に力を入れられています。

 授業でもクックチルなどの新調理システムは指導していますが、クックサーブと異なりなかなか現場実習が難しいです。

 学生が最先端の技術に触れられるべく、ぜひ教育に関して協力いていただけると助かります。

【朝見 祐也様プロフィール】


<経歴>


神戸学院大学栄養学部卒
神戸学院大学栄養学研究科栄養学専攻修了
学士(栄養学)、修士(栄養学)、博士(栄養学)
京都栄養医療専門学校 講師を経て助教授
南九州大学健康栄養学部管理栄養学科 講師を経て准教授
龍谷大学農学部食品栄養学科 講師(現在に至る)

<専門分野>


給食経営管理論、調理科学

<社会活動>


日本栄養改善学会評議員、日本給食経営管理学会評議員、日本栄養学教育学会代議員、滋賀県栄養士会理事 など




※所属・役職名はインタビュー時になります。

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