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CSR/社会貢献活動の取り組み

安全なヘリコプターでの空輸について安全なヘリコプターでの空輸について

掲載日:2017年06月29日
ステークホルダー : 地域社会
キーワード : ヘリコプター 災害対応

ヘリコプターの安全性について|中日本航空株式会社 所長代理 飯田敬一様にインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとしての透明性の高い経営にするため、すべてのステークホルダーの皆様に対し、積極的かつ公平・迅速な情報開示に努めています。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回、日清医療食品が契約しているヘリコプター会社の1社である中日本航空株式会社航空事業本部 東京運航所 所長代理 飯田敬一様にインタビューを行いました。

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中日本航空株式会社航空事業本部 東京運航所 所長代理 飯田敬一様

※インタビューに答えていただいた、中日本航空株式会社航空事業本部 東京運航所 所長代理 飯田敬一様

Q.日清医療食品との関係について教えてください。


【中日本航空について】


 私ども中日本航空は、愛知県西春日井郡豊山町に本社を置く大手の産業航空会社になります。

 本社所在地の県営名古屋空港(所在地:愛知県小牧市)を拠点に自社保有の飛行機・ヘリコプターを日本全国で運航しており、航空事業・調査測量事業を手掛けています。
 日清医療食品様とは2012年から契約を締結させていただいています。

【飛行実績について】


 2014年2月の関東甲信越の雪害時に日清医療食品様より緊急支援物資の空輸の依頼があり2月18日(火)に山梨県都留市にある住吉球場(住所:都留市法能333)に向けて支援物資の空輸を実施いたしました。

 有事の際はヘリコプターの確保も困難ですがが、それ以上にヘリコプターが着陸できる場外離着陸場の確保が困難です。

 都留市へのフライトでの場外離着陸場はドクターヘリ用であったため、民間機は着陸することができず、支援物資の搬送のため低空飛行ならびに物資投下で対応いたしました。

※低空飛行ならびに物資投下については航空局への届出の上実施しています。
仮想着陸帯についてはヒラタ学園様のインタビューを参照ください。

関東甲信越での雪害時にヘリコプターで支援物資を搭載した時の画像

※関東甲信越での雪害時にヘリコプターで支援物資を搭載した時の画像。

Q.ヘリコプターの安全性について教えてください。


【耐空検査について】


 車の車検のようにヘリコプターにも検査があります。

 耐空証明検査といいます。こちらは飛行時間が何時間に達した場合の検査と導入してから何ヶ月という期間による検査があります。

 検査は通常の定期検査だけではなく同機種での事故や故障に対しての点検改修の確認や、前回受験以降故障や不具合の整備・修理、作動確認・飛行検査などを行います。

 また、この検査は1ヶ月前後かかります。契約内容によっては代替機の手配などを行いますが、現状検査のために全ての代替機体を保有しているヘリコプター会社は少ないと思います。

 検査に関しては飛行計画などを確認しながら各社とも調整をしていますが、予見できない大規模災害などがあると各方面からヘリコプターの要請全てに応えられないケースがあります。

 事前に複数の航空会社と契約を締結されている日清医療食品様の取組みは有事を見越した対応として評価できると思います。

※ヘリコプターの整備風景

※ヘリコプターの整備風景

【運航時に整備士が同行する理由について】


 飛行中に整備士が同乗するケースとしないケースがあります。A地点からB地点に飛行する際には整備士が同乗します。

 A地点から上空を旋回してA地点に戻ってくる場合は整備士が同乗しないことがあります。

 同乗する整備士はフライト中に他の機体がいないかなど空中監視や、計器類の確認を行います。また、不具合が発生した際へのパイロットへのアドバイスや燃料統制などを行います。

 また、着陸後は飛行前点検として機体全体の目視やカバー類を開閉し、確認を行います

Q.事故が起きやすい環境はありますか?


【危険な運航はしない】


 日清医療食品様から依頼を受ける際は有事での緊急支援物資を機内に搭載しての空輸になります。有事だからこそ天候や条件面で危険と判断した場合は飛行いたしません。

 運航する上で視程が確保できない状況で被災地域へのフライトは二次被害を起こしてしまう可能性があります。そのため、安全が確認できての搬送になります。

 また、山岳地域など人が少ないエリアへの搬送ではなく、病院や介護施設など居住地域に近いエリアでは送電線や電線に気をつけています。有視界飛行のため、電線が周囲に溶け込んでいて見えにくいことがあります。運航する際は鉄塔や電柱を目印にして、電線の位置を把握しています。

【機内搭載の空輸と物資搬送の違いについて】


 ヘリコプターの下に物資を吊り下げていることがあります。

 これは物資輸送といいますが、この物資輸送が可能なのは山岳地帯における送電線や、通信設備工事の建設現場への機材輸送や、山小屋への食糧輸送などヘリコプターが飛行する下に民家などがないことが条件になります。

 また、この物資輸送は物資を吊り下げるため、機体内に物資を搭載する空輸より安全面への配慮が必要です。日清医療食品様で支援物資を搬送する際には機内搭載の空輸のみとなります。

中日本航空株式会社航空事業本部 東京運航所 所長代理 飯田敬一様

Q.今後日清医療食品に求めることがあれば教えてください。


【更なる連携を】


 日清医療食品様が災害時でも食事提供を継続するための取組みとしてヘリコプターを選択されたことで私どもと接点ができています。

 災害は発生しないことが一番ではありますが、現状どういう災害が発生するのか予測が難しい状況です。
 今後も密な連携を図り、有事の際にスムーズなフライトができるよう情報共有・交換をしていただければと思います。

 後はヘリコプターの使用頻度が今後高くなるのであれば自社でヘリコプターの購入も検討いただければ助かります。


※所属・役職名はインタビュー時になります。

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