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CSR/社会貢献活動の取り組み

熱中症を予防しよう熱中症を予防しよう

掲載日:2016年01月16日
ステークホルダー : 地域社会
キーワード : 熱中症予防 環境保護

熱中症を予防するために|一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム 代表理事 山下太郎様にインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとしての透明性の高い経営に資するため、すべてのステークホルダーの皆様に対し、積極的かつ公平・迅速な情報開示に努めています。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回当社も参画している「熱中症予防声かけプロジェクト」の事務局である一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム代表理事である山下太郎様にインタビューを行いました。

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一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム 代表理事 山下太郎様

※インタビューに答えていただいた、一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアム 代表理事 山下太郎様

Q.「熱中症予防声かけプロジェクト」について教えてください。


【国民運動として】


 環境省等の行政と民間企業が一体となって熱中症予防に取り組む国民運動になります。

 具体的には熱中症予防に係る正しい知識を普及するとともに、民間企業や行政機関が連携し、熱中症予防の声かけの輪を広げる取組で、2012年6月1日から開始しています。

 この「熱中症予防声かけプロジェクト」は、熱中症についての正しい知識の普及を図るとともに、熱中症予防のための注意事項(熱中症予防5つの声かけ:温度に気を配ろう、飲み物を持ち歩こう、休息をとろう、栄養をとろう、声をかけ合おう)を、共通ロゴマーク等を用いて参加企業、参加自治体等が各々の活動を通じ国民へ声かけを実施しています。

 プロジェクトにはロゴマークやキャンペーンキャラクタである「涼太郎(すずたろう)」も活躍しています。

※キャンペーンキャラクタである「涼太郎(すずたろう)」

【日本の夏に、ひと涼みを】


 まず、20世紀後半の温暖化による世界平均気温の上昇を知る必要があります。この主要因は人為起源の温室効果ガスの増加である可能性が非常に高いといわれています。

 ただ、地球では、過去にも二酸化炭素濃度や気温の変動がありましたが、現在の二酸化炭素濃度は過去65万年のどの時代の濃度よりもはるかに高く、極めて特殊なものとなっています。

 現在のこの極めて高い二酸化炭素濃度は、人間が化石燃料を燃やして二酸化炭素を大気中に放出した結果です。

 産業革命以降では、20世紀半ばまでの約200年で二酸化炭素濃度は50ppm増加しました。

 その後、濃度上昇は加速し、わずか30年でさらに50ppm増加しました。濃度の上昇速度はその後もさらに増加し、2007年までの過去10年間の濃度上昇率は1年あたり2ppmとなっています。

 日本国内の二酸化炭素濃度も、世界の他の地域と同様、過去わずか20年の間に約40ppmも上昇しています。

 日本でも、気候変動の影響と考えられる現象が既に現れており、今後、広範な分野で様々な気候変動の影響、被害が発生すると予測されています。

 実は、日本の平均気温は1898年以降100年あたり約1.1℃の割合で上昇しています。一方、世界の平均気温は100年あたり約0.7℃の割合で上昇しており、世界に比べて日本の方が上回っています。

 気温の上昇にともなって、熱帯夜や猛暑日の日数は増え、冬日の日数は減っています。

 都市における近年の気温上昇の原因として、地球温暖化以外に「ヒートアイランド現象」の影響があります。

 ヒートアイランド現象とは、都市の気温が、人口廃熱や地面がアスファルトなどに覆われることによる蓄熱、水の蒸発・蒸散の抑制により、郊外の気温よりも高くなる現象です。

 例えば、東京では100年当たり約3℃、その他の大都市でも2℃以上の上昇が見られます。

 一方、地球温暖化の監視にはヒートアイランド現象の影響が少ない地点のデータを用いる必要があります。

 日本の平均気温を算出している17地点は、都市化による環境の変化が小さい地点として選ばれています。

 この17 地点から求めた日本の平均気温の上昇傾向は、ヒートアイランド現象と無関係な日本周辺海域の海面水温と同程度となっていますので、地球温暖化や気候の自然変動を監視するのに適切であるといえます。

 以上から、世界規模の気温変化の中、日本の気温も上がり、夏に熱中症になる人が増加する可能性があります。

 そのため熱中症にかかる人をなくすために、「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくプロジェクトをはじめました。

 熱中症は、水分をとること、部屋を涼しくすること、休息をとること、栄養を取ることで防ぐことができます。

「ちょっと、ひと涼みしませんか」と声をかけあうゆとりと気遣いをもつことが、熱中症から人の命を救うことになります。

 人が人に、企業が人に、さまざまな形で「ひと涼み」を呼びかけたり、提供したりしていく。みんなのコミュニケーションによって「ひと涼み」の輪を社会全体にひろげていく。

 そうすることで、熱中症を予防するだけでなく、だれもが風情のある豊かな夏を過ごせるようにと願っています。「ひと涼み」で、日本の夏をいい夏に。 熱中症を予防する、声かけプロジェクトをはじめました。

【3つの構想】

熱中症予防声かけプロジェクトには目指す3つの構想があります。

その一つが「まちの避暑地構想」です。日本中の店舗や事業所が『ひと涼みしてください』と呼びかけて、まちの避暑地になれば、たくさんの人が熱中症を防ぐことが可能になります。

もう一つが「声かけの絆づくり構想」です。家族、同僚、友人、近隣に対する気遣いとして、相互に声かけを行うことで、熱中症被害を防ぐことができるばかりか社会全体に新しい絆が生まれます。

最後の一つが「冷やし系ライフスタイル構想」です。気持ちも身体も涼しくなる日本らしい風物や習慣。日本の夏を楽しく、快適に過ごすための新しくて懐かしい衣食住の提案があります。

※熱中症予防声かけプロジェクトWEBサイトより引用

【運営体制】


 運営には企業、行政、民間団体の賛同会員の皆様を運営事務局である私たち一般社団法人日本エンパワーメントが取りまとめ、熱中症予防声かけプロジェクト実行委員会にて意思決定、運営を行います。

 この実行委員会では、実行委員長に昭和大学医学部教授の三宅康史様をはじめ多くの専門家の方に参画いただいています。

 お陰でさまで現在2,866団体(5,446箇所)がこの熱中症予防声かけプロジェクトの活動に参加していただき、各団体の事業所や店舗等において様々な工夫を凝らした熱中症予防の取り組みをされています。

 今後も多くの企業・団体の賛同を促進し、「ひと涼み」の輪を一層広げて行きたいと考えています。

※賛同状況(1月13日時点)
  一般企業:1,628
  行政:951
  民間団体:287

Q.「熱中症予防声かけプロジェクト」以外の活動について教えてください。


【うるおい日本プロジェクト】


 コミュニケーションの力で健康と水資源への意識を高めるプロジェクト、「うるおい日本プロジェクト」

 1人でもインフルエンザや乾燥に悩まされる方を減らすため、そして1人でも多くの方に日本の水資源の大切さを知っていただくために、声かけの輪を広げて参ります。

 大切な家族・友人・地域の皆様・お客様等、皆様の周りの方々に、挨拶と一緒にうるおいアクションを。

»うるおい日本プロジェクト HPはこちら

【GOMIファンタジスタプロジェクト】


 目の前のゴミを堂々と拾える人を増やしていく国民運動です。

 地球環境の為にGOMIを減らそう、と呼びかけるのも大事ですが、GOMIの減らし方を変えてみると、新しい発見と出会いがあるばかりか、家庭環境や職場環境、友人環境や恋人環境さえも豊かになる、そう考えてみたとき、GOMIとボクたちの間に新しい関係性が生まれ、市民がより主体的に、かつ創造的に動き出すような気がしました。

 たとえば、すでにGOMIの減らし方に、新しい価値を見出し、たくさんの笑顔をつなぐ取組を行っているプレイヤーがいます。

 そんな、GOMIの減らし方を通じて、笑顔を増やすことができる人を、仮に、GOMI ファンタジスタ、と呼んでみることにします。

 GOMIファンタジスタ、という称賛と、賛同の環を増やすと、社会全体が豊かになるばかりか、新しいまちづくりの形が見えてくるかもしれません。

»GOMIファンタジスタプロジェクト HPはこちら

【エンジョイジャパン】


①職場 ②結婚 ③出産・育児 ④子育て・生活環境

 官民一体となって、これら4つのライフステージにおける環境の充実をはかり 未来ある日本を創る事で“少子化問題”や“地方活性化”に取組むプロジェクト。

 今、日本は様々な問題を抱えています。

 国民の皆さんの意識に様々な不安が根付いている為 仕事して・・・結婚して・・・家族を持って・・・子どもを育てて という次のステップへ進むには不安がある時代 もっと、各環境が充実してれば・・・

  次のステップに進めるのに・・・

 そんな時代背景のもと、2014年4月「JAPAN FAMILY FESTIVAL」をキックオフイベントとしてプロジェクトスタート!FAMILY向けイベントを中心に、活動を展開しています。

  enjoy japanの「エン」は“縁”でもあります。

①仕事 ②結婚 ③出産・育児 ④子育て・生活環境を 官民一体のコミュニケーションの力で“縁”を楽しみながら解決しましょう。

 みなさんが楽しめる素敵な日本を創る事ができれば少子化問題や地方活性化は自然と解決できます!その“場”となる事をエンジョイジャパンは目指しています。

 官民一体の力で、皆さんのコミュニケーションの力で素敵な日本を創りましょう!

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【渋谷から地球をSUKUOプロジェクト】


 日本だけでなく、世界的に注目を集め続けている“渋谷”。

 渋谷の発信力を信じ、“イイ事を・・・”をモットーに、地域活性化と社会課題意識向上の発信を目的としたプロジェクト。 

 SHIBUYAの発信力と民間・行政・利用者が手を取り合い、“街”活性や、“地域”活性に繋がる活動を展開します!!

 その名も・・・ 『渋谷から地球をSUKUO♥』

»渋谷から地球をSUKUOプロジェクト HPはこちら

Q.日清医療食品の取組内容についてご意見をください。


【ひと涼みアワード】

※受賞風景

 まず、ひと涼みアワードについて紹介させてください。ひと涼みアワードとは、熱中症予防声かけプロジェクトに賛同していただいている行政・企業・民間団体様のお取組みを表彰するものです。

 毎年趣向を凝らしています。賞にはトップランナー賞・最優秀賞・優秀賞・優良賞とあり、日清医療食品様は優良賞を3年受賞されています。

 日清医療食品様の取り組みはかなりユニークです。

 元々は火を使う暑い厨房で働く社員に向けての熱中症予防の啓蒙活動として取り組みをされていたそうですが、現在は熱中症予防の四コマ漫画をHPに掲載されています。

 この四コマ漫画はYahoo!ニュースに取り上げられ、また学校の保健だよりにも使用された事があると報告を受けています。

 また、今年はキャンペーンキャラクタである「涼太郎(すずたろう)」とのコラボもしていただけるということで非常に楽しみにしています。

Q.今後日清医療食品に求めるものがありましたら教えてください。


【広く協力体制を】



 熱中症の予防については1社だけの取組ではなく日本を取り巻く環境全てです。そのため、もっと色んな団体と協力してよい効果の高い取り組みにチャレンジしていただきたく思います。

 そのための、熱中症予防声かけプロジェクトでもあります。

 また、熱中症は日本を訪れる外国の方にも伝える必要性があります。その中でよりユニークな取り組みをぜひ一緒にできればと思っています。


※所属・役職名はインタビュー時になります。

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