2025.07.22
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龍谷大学との産学連携 ‐ 次世代の管理栄養士育成に向けて

社会課題を見据えた教育

日清医療食品株式会社は、龍谷大学との産学連携を通じて、学生に実践的な学習機会を提供しました。少子高齢化が進み、給食現場では効率化・省人化が求められるようになっています。これからの管理栄養士は、従来の調理技術に加え、現場を支えるシステムの理解や活用が不可欠になっています。

「モバイルプラス」を活用した実践授業

2025年6月5日、龍谷大学瀬田キャンパスにて、給食経営管理学研究室・朝見祐也教授の指導のもと、管理栄養士を目指す学生約20名が「モバイルプラス」を活用した食事提供実習に参加しました。

「モバイルプラス」は、日清医療食品がセントラルキッチン方式の工場で調理した食事を、病院・福祉施設のニーズに応じて真空パックで配送するサービスです。学生たちは、ヘルスケアフードサービスセンター京都のセンター長による事前講義を受け、本実習に取り組みました。

今回の実習の二週間前には、従来方式である手作り調理(クックサーブ)による実習を実施。それぞれの方法の特長や作業工程の違いを体感して、学びを深めました。

学生主体の運営

この日実際に調理された食事は、龍谷大学の学生や先生方の昼食として提供されました。学生たちは食券や宣伝用モニターの作成にも携わりました。さらに、各テーブルにはアンケートも設置され、単に調理して終わりではなく、実際召し上がった方たちの声を参考に、次の学びに生かしたいという意欲的な声があがりました。

実習に参加した学生・教授の声

学生コメント
「初めてモバイルプラスを使い、実習を通じて大量調理の仕組みや省力化のメリットを実感しました。美味しく出来上がって嬉しかったです。」

朝見 祐也教授コメント
「次世代を担う学生たちに、これからの時代に活躍できる人材に育ってほしいという思いで、従来の食事提供方法から最新のシステムまで幅広く学ぶ機会を提供しています。社会が大きく変わる中で、学生にとって実践力を養う一助となると考えています。」

さらに広がる、実践的な学びの場へ

日清医療食品は、社会の変化にあわせ“食”の現場を支え続けてきました。私たちは今後も、教育機関や地域と連携し、管理栄養士を志す学生一人ひとりの成長をサポートしてまいります。
“おいしさ”と“安全・安心”、そして“健康”を守る使命を胸に、未来の医療・福祉を支える人材の育成に、これからも取り組んでまいります。

写真中央:龍谷大学 朝見教授、写真右:日清医療食品 近畿支店キャリア開発課 大髙、写真左:同 平井


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