2026.01.26
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高校生の探究授業に参画@広島県立尾道北高等学校

高校生とともに、食から社会課題を考える

2022年度からはじまった高等学校における「探究」の授業は、生徒が問いを立て、情報を集めて整理・分析・考察を重ね、成果としてまとめる教育活動です。日清医療食品は、食を通じた健康・福祉・災害支援などのテーマを提供しています。「食」を入口に社会のしくみや課題を捉える経験を通じて、生徒の学びを深め、持続可能な社会に向けた一歩につなげます。

広島県立尾道北高等学校1年生へのフィードバック

2025年12月、広島県立尾道北高等学校の1年生が、探究活動の成果を発表しました。当社は、生徒たちの探究活動の成果発表に対し、専門的な知見に基づいたフィードバックを実施しました。企業からのフィードバックは、生徒たちが「自分たちの探究が社会の課題解決につながった」と実感する、貴重な学びの機会となります。机上の学びだけでなく、社会とのつながりを感じ、探究心をさらに深めてもらうことを目指しています。

社員の「思い」が育む学び

今回、生徒たちにフィードバックを行ったのは、日清医療食品中国支店で栄養士の新卒採用を担当する社員です。彼女は2021年入社で、管理栄養士として病院や施設で培った豊富な現場経験を活かし、現在は次世代の育成に深く関わっています。自身の経験と専門知識を伝えることで、生徒たちの学びをより深めたいという「思い」が、今回の活動を支えました。

生徒たちの創造性が生み出した新たな視点

生徒たちは、「病院食・介護食」をテーマに、自ら探究テーマを設定し、仮説を立て、調査・分析まで行いました。その中から生まれた、ユニークで実践的な提案をご紹介します。

探求テーマ 内容

食の楽しさ×旅の楽しさ

「孤独で寂しい病院生活を少しでも楽しくできないか」という問いから、様々な国や地域の料理を提供することで得られる非日常感に着目。病院食・介護食として食べやすさと栄養価を両立させた1週間分の献立を考案・発表いただきました。

負担軽減と喜びに繋がる宅配食:加熱式弁当のヒント

自宅で療養中の方や高齢者、そしてそのサポートをするご家族の負担を減らす宅配食について探究。既存の宅配サービスの価格や調理コストを調査し、喫食者とサポートする家族双方の負担を軽減できる宅配食を提案していただきました。特に、駅弁の加熱式弁当をヒントに、電子レンジ不要で温められる画期的なお弁当のアイデアを発表いただきました。

満足度向上とコスト課題の両立:嗜好調査と盛り付けの工夫

「味気ない食事」という課題に加え、食材費・人件費の高騰という企業側の課題にも焦点を当てた内容でした。喫食者の食事満足度向上を目指し、嗜好調査の実施や、食欲をそそる盛り付け方などの工夫を提案。嗜好への配慮だけでなく、栄養価の確保や提供側の負担軽減といった課題も深く考察していただきました。

ジャンクフード風病院食で“食べる喜び”を

「糖尿病の患者様」という具体的なターゲットを設定し、企業とコラボした塩分・脂質・糖質を抑えたハンバーガー、ピザ、オートミールバナナクッキーなどのレシピを考案し発表していただきました。実際に調理・試食を行って調査したとのことで、より具体的な栄養価と喫食時の満足度を両立させる画期的な提案でした。

生徒たちの自由な発想と、社会をより良くしたいという熱意に、私たち社員も大きな刺激を受けました。

フィードバックを終えて、生徒からは「今回の学びを機に、今後自分たちの将来のことを考えようと思った」「病院食・介護食への理解が深まった」という感想をいただきました。

未来を共に創造するために

日清医療食品は、これからも次世代を担う生徒たちの学びを支援し続けます。生徒たちの探究心と社会貢献への意欲を応援することは、私たち自身の持続可能な成長にも繋がると信じています。