2024.09.18
  • 現場レポート

循環型社会を共に目指す「Fry to Fly Project」に調印

「全国の事業所の廃食用油を活用 循環型社会へ心を一つに」

「Fry to Fly Project 」を推進する日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRESKY ENERGYの3社と「廃食用油の供給および利用に関する基本合意書」の調印式を実施。廃食用油の継続的な供給を通し、SAFとしての再資源化に協力することを発表しました。
調印式では、プロジェクトを運営する日揮ホールディングスから秋鹿正敬常務執行役員、廃食用油回収を担うレボインターナショナルから越川哲也代表取締役、プラント経営を担うSAFFAIRE SKY ENERGYから西村勇毅最高執行責任者(COO)が列席。日清医療食品・立林勝美社長のあいさつに続き、詰めかけた多くの報道陣を前に各氏が本プロジェクトに対する期待や決意などを述べ、用意された基本合意書に調印しました。

1日に約130万食を日本全国の病院や介護施設、保育園等に提供している当社にとって、「Fry to Fly Project」への参画は循環型社会の実現に大きく貢献するとともに、広く給食業界全体への広がりも期待されます。そうした思いも踏まえ、立林社長はあいさつの中で、「今回、廃食用油の循環利用という社会的課題の解決に向け、このようなパートナーシップが構築され、大きな一歩を踏み出せたことを大変うれしく思う。今後、SAFに対する認知度が高まり、この活動がより広がっていくことに貢献していきたい」と述べ、活動への意気込みを示しました。

当社は事業所や工場で使用した廃食用油をバイオディーゼルや飼料などへ再利用する活動を行ってきました。そして今回、技術の進歩により廃食用油から持続可能な航空燃料「SAF」の製造が広がることは、給食事業に携わる日清医療食品としても大きな社会貢献の機会となるはずです。