- 地域貢献
- 安全・安心
- 現場レポート
地域社会の防災力向上に貢献 亀岡市総合防災訓練に参加

日清医療食品株式会社は、2025年9月6日(土)に開催された「市制70周年記念 亀岡市総合防災訓練」に参加し、大規模災害時における食の安定供給に向けた実践的な訓練を行いました。当社は、給食受託業務を通じて社会インフラの一翼を担う企業として、地域社会の安全・安心に貢献するため、2017年より本訓練に参加しており、今回で3回目の参加となります。
■ 訓練参加の目的と背景
大規模災害発生時には、喫食者の皆様、特に医療・福祉施設をご利用の方々への食事提供が極めて重要となります。当社は、有事の際に円滑な防災活動が実施できるよう、地域自治体との連携強化、応急対策活動の充実、そして社員一人ひとりの防災意識の向上を目指し、本訓練に継続的に参加しています。
■ 訓練想定
2025年9月6日(土)未明からの台風接近による災害級の大雨に加え、同日8時に亀岡市で震度6弱の地震が発生した想定で行われました。
■ 日清医療食品の役割:有事の際の「食」の安定供給訓練
当社が担当したのは、特に重要な「物資輸送訓練」です。
訓練詳細
災害発生により陸路が寸断される状況を想定し、神戸空港に陸路で搬送した濃厚流動食をヘリコプターにて亀岡運動公園まで空輸。その後、当社の社員と亀岡市職員が連携し、亀岡市車両への積み替えを行い、訓練会場へ搬送しました。訓練会場では、搬送した濃厚流動食を訓練来場者の方々に提供し、有事の際の食の安定供給の重要性について啓発いたしました。
この訓練を通じて、緊急時における多様な輸送ルートの確保と、地域自治体との連携による迅速な物資供給のプロセスを検証し、実践的な課題抽出と改善点の洗い出しを行いました。
■ 訓練項目
本訓練は、以下の多岐にわたる項目で実施され、日清医療食品は地域社会全体の防災力強化に貢献するべく、その一端を担いました。
1.災害対策本部会議訓練
2.地震・水害対応訓練
3.航空機運用訓練
4.避難所開設・運用訓練
5.福祉避難所開設訓練
6.物資輸送訓練(日清医療食品担当)
7.ライフライン復旧訓練
8.災害ボランティアセンター運営訓練
9.関係団体・企業などによる防災車両の展示
10.各自主防災会による地域拠点訓練
11.シェイクアウト訓練(一斉防災行動訓練)
■ 訓練時の様子
■ 今後の展望
日清医療食品は、本訓練で得られた経験と学びを活かし、有事の際の喫食者への「食」の安定提供体制のさらなる強化に努めてまいります。今後も地域社会の一員として、自治体や関係機関との連携を深め、持続可能な社会の実現と地域社会の防災力向上に貢献してまいります。