「おいしい」に出会える食事を
中野 朱里
管理栄養士 2018年入社
保育園勤務

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食べる人との距離が
近いのが保育園-
0歳児~就学前の園児さん約100名の保育園で、チーフとして働いています。調理師さん1名、調理補助の方2名、そして私の4人チームの事業所です。業務内容としては、チーフとしての事務作業のほかに、毎日厨房に入って離乳食づくりを担当しています。調理師さんがお休みのときは、調理も担います。
保育園の勤務は初めてで、入社1年目は急性期病院、2年目中盤からは療養型病院にチーフとして勤めていました。病院との大きな違いは、食事を提供する方との距離が近いことです。病院では、患者様の声を直接聞く機会はそう多くなかったのですが、保育園では園児さんたちから「あれは好き」「キライ」、保育士の先生からも「おいしかった」「ちょっと食べにくかった」などリアルな反応がダイレクトに返ってきます。園児さんや先生が配膳をフォローしてくださるなど、温かい環境で仕事をさせていただいているなと感じています。 -
学びを仕事に
つなげたい思いから-
管理栄養士の資格を取得したのは、病院に勤務していた2022年です。きっかけは、給与面のメリットもさることながら、将来的にも資格があれば仕事の幅や可能性が広がると考えたからです。学び続けたい、その知識を仕事につなげていきたいという思いも強く、取得にチャレンジしようと決意しました。
仕事と主婦業を両立しながらでしたので勉強時間の確保が課題でしたが、通勤時間を充てることで解決しました。「この時間は絶対に勉強する」「1日にこれだけは絶対進める」という具合に、勉強する時間と日々の目標を明確にして、一気にというよりは毎日少しずつ、継続が一番大事と信じて勉強しました。会社も資格取得を積極的にサポートしているので、外部講師による講義などに参加しました。結果、一回の受験で無事合格。合格通知がちょうど私の誕生日で、うれしいプレゼントになりました。 -
「食べてみたい」の
きっかけを作りたい-
厨房の扉を開ければ園児さんたちが行きかう通路なので、会えば「ナカノさん」「ニッシンさん」と園児さんたちが普通に声をかけてくれます。園児さんたちにとっては大人に区別はないんですね。先生と同じ「頼れる大人」なので、「こっち来て~」とか言ってくれて、すごく可愛い。あったかい気持ちになります。
そんな園児さんたちが「おいしかった」と言ってくれるのが、やっぱり一番のやりがいです。先生から「うちのクラス、野菜を食べなくて困っている」と相談があって、園児さんたちの前で野菜を使ったメニューができるまでを実演したことも。「トマトを切りました」「ここに入れて混ぜると」「できあがり、おいしくなりました。みんなも食べてね」と紹介をしたら、その日のお昼は完食してくれて、うれしかったです。見た目や匂いで好き嫌いを決めてしまいがちなお年頃ですが、私たちが提供する食事を通じて、「食べてみたらおいしいかも」と思ってもらいたいですね。そういう出会いのお手伝いができたらいいなと思っています。
Voices of Job Offersオフの過ごし方
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お弁当や夕食のために、副菜を一週間分まとめて作り置きしています。4品ぐらい作りますね。最近作ったもので家族に好評だったのは、たくさんいただいたゴボウを使って、豚肉と野菜とで甘辛く炒めたメニュー。「めちゃくちゃおいしい」「定番にしよう」と言ってくれてホクホクでした。
普段あまり遠出はしませんが、まとまった休みに旅行するのは大好きです。最近行ったところでは青森が食べ物もおいしくて良い思い出になりました。でも目的の「ねぶたまつり」はタイミングを外して見られず残念。リベンジでまた行きたいと思っています。
自分が作ったお食事が、
子どもたちの未来をつくる
とてもやりがいのある仕事です中野 朱里
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