食事が楽しみで
うれしい時間であるように
篠崎 裕加里
管理栄養士 2012年入社
病院勤務

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お互いの考えを
いつもオープンに-
私が管理栄養士として働いている大学病院には、経過観察の方も含めて800人ほどが入院されています。献立は153種。基本的な献立のベースはあるものの、患者様の状態によって栄養成分の調整や成分値の変更の調整などを日々行っています。行事食や季節の特別メニューも加わりますので、調理師さんとの連携がとても大切です。
献立を目に見える形で実現してくれる調理師さんの仕事ぶりを、私はとても尊敬していますし、私たちの仕事は調理師さんなしに成り立ちません。ですから調理師さんには常に相談して意見をもらうようにしていますし、私自身も意見や提案は率直にぶつけるようにして、お互いの思いや考えをオープンにし合うようにしています。時に提案したことが「それはちょっと難しい」と言われることもありますが「では、こうしたらどうですか?」と働きかけ、一緒に課題解決にあたることを心掛けています。 -
作って終わりじゃない、
それが面白いところ-
それだけに、自分が作った献立が、調理を経て形になってできあがったとき、特に自分の思い描いた通りに仕上がっているとうれしいですね。私たちが患者様の声を直接聞くことはあまりないのですが、病院様との会議で「患者さんが、お肉がやわらかくておいしいと言っていたよ」と聞くのも、やりがいを感じる瞬間です。
一方で「ちょっと違うな」というときでも、次にどうすればいいか、あれこれ考えるのも楽しいんです。作って終わりじゃない、どんどん工夫できることが、栄養士の仕事の面白さだと実感しています。
私自身、出産で入院していたときは、食事が一番の楽しみで、それだけが生きがいと言ってもいいくらいでした(笑)。だから、患者様にも同じように食事を楽しみに、うれしい時間に思っていただきたいと願っています。今は事務の仕事が多いのですが、その業務の中でも「これ、患者様にとってどうなのかな」と考えますし、配膳車に並んだ食事を見れば「おいしそうに見えるかな」とチェックします。患者様目線で考えることを大切にしています。 -
両立は、周りの
サポートのおかげ-
二人の子どもの育児中で、保育園の関係もあって時短勤務の制度を活用しています。周りにも同じく時短勤務の方が何人かいて、子どもを持つ方も多く、お互いにカバーし合いながら現場を回していこうという雰囲気があるので、本当に助けられています。子どもが体調不良で急にお迎えに行かなくてはならないときでも、「こっちはいいから早く迎えに行ってあげて」と言ってもらえることがどんなにありがたいか。自然と支え合う雰囲気ができているので、時短勤務でも仕事がしづらいと思ったことはありません。会社のサポートも制度として機能しているので、仕事と育児を両立することができています。
Voices of Job Offersオフの過ごし方
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休日はもっぱら子どもと過ごしています。公園に行ったりショッピングモールへ出かけたり。仕事をしていると朝と夜しかスキンシップがとれないので、その分、密接に関わるようにして、子どもとの時間を楽しんでいます。
休日でもふと「あれ、あの仕事終わったっけ?」などと思うことがあるのですが、引きずらないように「休むときは休む!」を心掛けています。そのほうが仕事と家庭、双方にいい影響を与えると思うんです。オンとオフの切り替えは大事にしていますね。
一緒に働く皆さんへの感謝を忘れずに
患者様の目線に立ったお食事を
届けていきたい篠崎 裕加里
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