「食」の側面から医療・福祉を見つめ支える日清医療食品。ヘルスケアフードサービス業界のリーディングカンパニーです。日清医療食品株式会社

CSR/社会貢献活動の取り組み

【2015年】宮城県富谷町と連携した災害訓練【2015年】宮城県富谷町と連携した災害訓練

想定外“ゼロ”を目指して

ヘリコプターを使用した緊急物資の空輸訓練

日清医療食品では、災害時「想定外」を極力発生させないように、医療・介護・保育の現場でお食事を召し上がる方に対して、食事サービスの提供を継続できるよう、リーディングカンパニーとしての誇りと自覚を持ち、弛まぬ努力を続けております。

緊急時の物資搬送を円滑に進めるためには自治体との協力は必要不可欠です。今回、宮城県富谷町の協力を得ての合同訓練を実施しました。

【被害想定】


11月16日7時に豪雨の影響で河川が決壊し、一部交通規制が発生。陸路が寸断され早急な支援が必要。
※平成27年9月関東・豪雨被害を受けての想定。

使用したヘリコプター(運航:東邦航空株式会社)

AS350B型ヘリコプター

機種:AS350B型ヘリコプター


用途:人員輸送他
出力:641馬力×2
運航速度:220km/h
航続時間:2.5時間
乗員/乗客人員:2/4名
最大離陸重量:1,950kg

訓練内容

7:00:災害発生(想定)豪雨により一部冠水 一部交通規制
7:30:日清医療食品よりヘリポート使用の依頼が入る。防災、人名救助にてヘリポートの使用の有無の確認。
8:00~:日清医療食品に許可 ヘリコプター出発(出発地:東京ヘリポート)
10:00~:富谷町臨時へリポート着
12:00:富谷町臨時へリポート発

※東京ヘリポートから富谷町役場駐車場までは約330Kmで約1時間45分ヘリコプターでかかります。

東京からヘリコプターを搬送する理由



非常時において、被災地域ではヘリコプターが不足する可能性があります。確実に物資を搬送するために東京からヘリコプターを飛行を計画しています。

※今回は訓練のため東京ヘリポートからの搬送は想定となります。
※当日は天候等を加味した上で仙台へリポートから飛行させました。

ヘリポートでの対応

今回は訓練のためエンジンを切った状態で対応。
有事の際は人命救助のためのヘリコプターが着陸する場合はエンジンを切らずに物資搬送を速やかに行います。
※エンジンを切った後再度エンジンをかけた場合数十分程度時間がかかる可能性があります。
尚、訓練中に有事が発生した場合でも敷地内および近隣に自衛隊・消防等のヘリコプターを着陸させることができることは確認済です。

富谷町選定の理由

平成27年9月関東・東北豪雨以降、富谷町が職員駐車場を民間機でも着陸できる臨時へリポートとして申請する取り組みを行う中、当社がヘリコプターを使用した災害訓練を過去2回行っていることを受け、共同での災害訓練および、協力要請が富谷町よりありました。

富谷町の立地は弊社の仙台倉庫からも近く、かつ仙台市、大崎市へのアクセスも良い立地であること。更に、地盤が固く高台にあることから災害支援拠点になりうる場所であると判断しました。

富谷町役場と当社仙台倉庫の位置関係について

社会貢献活動

ヘリコプターの発着訓練に関して、富谷保育所ならびに町立富谷幼稚園に対し、社会見学の一環として見学をしていただきました。

ヘリコプター着陸時には富谷町役場3階の展望台にて見学。見学前に富谷町職員によるヘリコプターの説明を実施。
ヘリコプター着陸後に富谷町の若生町長、日清医療食品乳井取締役と記念撮影を実施。
約150名の園児が見学に来ました。

富谷保育所の園児 町立富谷幼稚園の園児
富谷保育所の園児の集合写真 町立富谷幼稚園の園児の集合写真

訓練を終えて

富谷町 若生裕俊町長

宮城県富谷町 若生町長コメント


富谷町では、役場庁舎の地盤が強固で高台に立地する利点を生かして、ヘリポートとして活用することを庁舎建設の当初から計画しており、実際に防災ヘリなどの緊急ヘリの離着陸訓練は行っていた。

しかしながら、民間機の離着陸については、場外離着陸場の申請が必要であったため、活用できていなかった。

今回、日清医療食品(株)と訓練を実施するにあたり、事前に申請を行ったことから、航空会社が限定されるものの民間機の離着陸が可能となり、東日本大震災や大雨被害により交通網の寸断で陸路の物流が困難になったことを想定してヘリコプターを利用した訓練を実施した。 

今後は、こういった取り組みを広げていき、ヘリポートセ-ルスを通じ、宮城県の中心部に位置し、交通アクセスに優れた地理条件の優位性を生かし、富谷町を災害の支援拠点とした広域的な視点に立った取り組みを行っていき、より多くの命を救えるように尽力していきたい。

日清医療食品 乳井取締役

日清医療食品 乳井取締役コメント


今回の訓練に対してご多忙の中ご協力をいただきました宮城県富谷町の皆さまの感謝に堪えません。
いかなる緊急時であっても、医療・福祉の仕事をさせていただいている日清医療食品が食事を提供し続けるのは、社会的使命である。

今回は宮城県富谷町や消防の協力もあり大変緊張感もあり有意義な訓練となる。
今後も不測の事態に対応すべく、体制構築および訓練を継続する予定。
また、可能であれば自治体と連携した訓練を実施したい。

災害対応の4つの柱

非常用備蓄倉庫の設置

全国に「非常用備蓄倉庫」を設置。ライフラインが寸断された場合でもすべてのサービス地域でスムーズに食事提供できるよう、消耗品を含む非常用品を備蓄しています。

災害時献立の考案

大規模な震災時には発生から本格的な支援開始まで3日程度かかるという教訓を踏まえて、火や水を使わずに食べられる「災害時献立」を3日分備蓄することをお客様に提案しています。

ヘリコプター運用会社との契約締結

東日本大震災の際、物資の被災地への搬送方法に課題を残したことから、陸路が寸断されても物資運搬ができるよう、ヘリコプター運用会社と非常時対応契約を締結。必要な地域に確実に支援ができるように体制を整えました。

通信手段の強化

東日本大震災では固定電話や携帯電話が不通になり、社員間や支店、事業所間の連絡が寸断されてしまいました。そこで、全国の支店にMCA無線を導入するとともに、大容量の蓄電池を配備。また、被災状況を素早く確認するため、事業所責任者の携帯電話を利用した「安否確認システム」も導入しました。