「食」の側面から医療・福祉を見つめ支える日清医療食品。ヘルスケアフードサービス業界のリーディングカンパニーです。日清医療食品株式会社

CSR/社会貢献活動の取り組み

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「感動を生む食事」へ挑戦し続け、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

経営課題・社会課題の解決プロセスを事業の成長に

菅井社長

私ども日清医療食品は、1972年の創立以来、日々の生活に不可欠な「食」をテーマに、医療・介護・保育など社会のさまざまな分野で食事サービスを提供してまいりました。

当社にとって、少子高齢化や医療費の高騰、気候変動や自然災害など多くの社会課題が山積するなか、事業を継続し、お客様のQOL※1に貢献し続けることは極めて重要な社会的使命であると考えています。

この使命を果たすためには、病院・社会福祉施設様や商品等の仕入先メーカー様など多様なステークホルダーの皆様の声に耳を傾けながら、食の安全・安心やおいしさの向上、安定供給といった食事サービスのテーマと向き合いながら、そのプロセスを事業の成長に結びつけていく「CSV(共有価値の創造)※2」の発想が不可欠です。

その実践として、当社は2001年に「セントラルキッチン」を設立したほか、2004年に高齢者向けの「ムース食」の提供を開始するなど、業界リーダーとして新たな試みに挑戦してきました。

また、食事サービス事業が求められるにつれ、当社の活動がステークホルダーや社会に及ぼす影響は年々増しています。

その認識をもとに、コンプライアンスやリスクマネジメント、コーポレート・ガバナンス、環境対応などを一つひとつ強化してまいりました。

ワタキューグループCSRビジョンをもとに次の50年につながるイノベーションを


世界では今、環境・社会・ガバナンスへの対応を示す「ESG※3」という新しい経営の物差しが注目を集めています。

こうした潮流のなか、国連は「持続可能な開発目標(SDGs)※4」を掲げ、官民一体となって目標達成に取り組むことを提唱しています。

一方、産業界においても、第4次産業革命と称される通信や自動化技術の革新、急速な少子化による人口減、経済のグローバル化のなかでの貿易問題など、私たちを取り巻く環境は激しく変化しています。

私は、こうした変化の時代であればこそ、中長期的な視点を持ち、かつ今までの成功体験にとらわれることなく、チャレンジ精神をもって次の50年につながるイノベーションを起こしていくことが必要と考えています。

その指針となっているのが、「社会課題の解決を通じて持続可能な食事サービスの提供を推進し、豊かな社会づくりに貢献する」というワタキューグループのCSRビジョンです。

このビジョンをもとに、当社は2012年、国の医療政策が施設から在宅へとシフトするなか、在宅配食サービス「食宅便」を開始しました。

高齢者が地元で生活しやすくする国の「地域包括ケアシステム」構想において、配食サービス事業は地域の高齢者を支える社会インフラの一助にもなります。

また、2017年には大量・多品種の食事づくりを自動化するセントラルキッチン、「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」を新設しました。

この工場は、これからの少子高齢社会を見据え、現在の給食事業のビジネスモデルの限界―多様化する食べる方のニーズへの対応や働き手不足などを打破し、安全・安心な食事はもちろん高品質な食事を安定供給していくための礎となります。

さらに現在は、食事の原点となる「おいしさ」を究めるために、仕入先メーカー様の協力のもとでさまざまな食材開発を進めています。

一方で、地域貢献活動にも当社が持つヘルスケアフードサービスのノウハウを活かして継続的に取り組んでいます。

社会福祉協議会やワタキューグループの株式会社フロンティアと協力して進める地域の高齢者ケアがその代表例で、こうした活動を展開していくことも当社の役割と捉えています。

多くの人々に感動していただける食事サービスへの挑戦を続け、持続可能な社会を実現していくために。

日清医療食品グループはこれからも、業界のリーディングカンパニーとしての自覚と責任のもと、さらなる企業価値の向上と、社会に提供する価値の最大化を目指してまいります。

2019年3月
日清医療食品株式会社
代表取締役社長
菅井 正一

※1 Quality of Life(生活の質)

※2 CSV(共有価値の創造):Creating Shared Valueの略。企業の事業活動を通じて社会
的な課題を解決し、「社会価値」と「企業価値」を両立させようとする考え方。

※3 ESG:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものであり、企業が中長期的な成長を目指すためにはこれら3つの視点が重要であるという考え方。

※4 持続可能な開発目標(SDGs):2015年9月に国連サミットで採択された、持続可能な世界を実現するための2030年までの国際目標。17の目標・169のターゲットで構成。