「食」の側面から医療・福祉を見つめ支える日清医療食品。ヘルスケアフードサービス業界のリーディングカンパニーです。日清医療食品株式会社

CSR/社会貢献活動の取り組み

CSR活動にもっとSDGsの観点を!CSR活動にもっとSDGsの観点を!

掲載日:2019年04月15日
ステークホルダー : 地域社会
キーワード : SDGs ダイバーシティ

CSR活動にもっとSDGsの観点を!|志事創業社 臼井清様へのインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとして、経営の透明性を高め、ステークホルダーの皆様との健全で良好な関係づくりに努めるとともに、迅速な情報開示を行います。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回、企業に対してSDGsへのコンサルティング業務や、美しいビジネス(人の心を前向きにする商品やサービス)の創業サポートを行われています志事創業社の臼井清様に日清医療食品が実践しているSDGsの評価および改善についてインタビューを行いました。

 以前、志事創業社 臼井清様へのインタビュー記事についてはこちら

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志事創業社 臼井清様

※インタビューに答えていただいた、志事創業社 臼井清様

Q.志事創業社が現在取り組んでいる内容を教えてください。


【ライフコーチサポート】

 人生100年時代構想会議中間報告では、海外で研究に、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えると言われています。

 100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。

 人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

 そのため、自らの人生をどのようにデザインしていけば、充実した生活を過ごせていけるのか。

 特にプレシニア、シニア世代にとっては、非常に重要な関心事ですが、いざ自分事として考え始めても、具体的なプランを描くことは難しいと感じられる方が多いのではないでしょうか?

 一流のスポーツ選手が、優れたコーチングスタッフとチームを組んでいるように、自分自身が充実した人生を歩んでいこうと思った際に、プロフェッショナルな相談相手を持つことは、決して贅沢でも、余分な投資でもありません。

 志事創業社では、これまで、40代~60代のプレシニア・シニア世代の方を中心に様々な方と対話をしてきました。「Age100.ing(幾つになっても進行形)」の人生を既に実践されている先輩の方々から刺激を受けたり、第一歩をどこから踏み出そうかと迷われている方と一緒に考えたりを行っています。

 日清医療食品様の社員年齢構造を拝見させていただくと、80歳以上の方も現役で働かれているのを知りました。
 高齢者でも働ける企業、業務内容であることをもっとPRしていただけると助かります。

男女別年齢構成別人数(2017年度)

正社員 非正社員 全体
男性 女性 合計 年齢
構成比
男性 女性 合計 年齢
構成比
男性 女性 合計 年齢
構成比
80代 0 0 0 0.00% 8名 48名 56名 9.00% 8名 48名 56名 0.13%
70代 0 0 0 0.00% 544名 3,407名 3,951名 12.22% 544名 3,407名 3,951名 8.89%
60代 3名 7名 10名 0.08% 2,620名 10,743名 13,363名 41.34% 2,623名 10,750名 13,373名 30.10%
50代 862名 641名 1,503名 12.41% 1,197名 5,252名 6,449名 19.95% 2,059名 5,893名 7,952名 17.90%
40代 1,189名 1,202名 2,391名 19.74% 716名 3,107名 3,823名 11.83% 1,905名 4,309名 6,214名 13.98%
30代 1,024名 2,369名 3,393名 71.58% 530名 1,905名 2,435名 7.53% 1,554名 4,274名 5,828名 13.12%
20代 749名 3,991名 4,740名 39.14% 619名 1,437名 2,056名 6.36% 1,368名 5,428名 6,796名 15.29%
10代 10名 63名 73名 0.60% 68名 123名 191名 0.59% 78名 186名 264名 0.59%
合計 3,837名 8,273名 12,110名 6,302名 26,022名 32,324名 10,139名 34,295名 44,434名
構成比 31.68% 68.32% 19.50% 80.50% 22.82% 77.18%

※2018年3月15日数値

【SDGsの企業支援について】

 2015年、国連総会において「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)が採択されました。

 SDGsは、2015年を達成期限とし、よりよい国際社会の実現を目指して2000年に採択されたミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)の成果を土台としながら、新興国だけではなく先進国などあらゆる国と地域が、貧困や不平等、教育、環境など、17の目標と169のターゲットの達成を2030年までに目指すものです。

 SDGsの認識率はまだ20%前後と言われていますが、学校の授業で習うため若い人と社会の動きに常に関心を払っている経営層への認知度は高まってきています。

 これからの企業にとってSDGsは「共通言語」となります。経団連の企業行動憲章が改訂され、ESG投資家の動きも加速する中、「SDGs」がビジネスの機会になることは明らかです。

 「SDGsに対して、具体的にどんな動きをしていけばいいのか」といった企業通しの“学び合い”の機会として、一般社団法人ソーシャル・ビジネスネットワーク主催、一般社団法人エコッツェリア協会の協力の元「SDGsビジネス・ラボ」を昨年開設しました。2019年5月から7月では第2期の開催を行います。

 第1期では「やってみたい活動をビジネスとして具現化する“場”」として開催しましたが、第2期では「SDGsについて何でも話せる“場”」を展開したいと考えています。

【誰もが話せる共通言語】

 SDGsでの講演を行っていると様々な人と出会いがあります。例えば若い女性が主導で行っているイベントがありました。

 実際、女性向け雑誌『FRaU』が2019年1月号で1冊丸ごとSDGs特集をしたり、ファッションアイテムにフェイクファーを用いたりと、ファッション業界でもサステナブルを意識した動きが多く見られます。

 SDGsでは「地球上の誰一人として取り残さない」ことを誓っています。そう考えるとSDGsは子ども、大人や高齢者と世代や関係性を超えて誰もが話し合えるテーマであるともいえます。

Q.当社が2019年3月に発刊したCSR報告書および当社HPについて感想を教えてください。


【評価について】

日清医療食品 CSR報告書 トップメッセージページ

 Top Messageにある「感動を生む食事」へ挑戦という言葉に、強くインパクトを受けました。企業のトップが話す内容の見出しであることから日清医療食品様のCSR方針と報告の基盤が、この「感動を生む食事」に集約されていると判断できます。

 「グループ概要」ページでは、「心」を原点にとはじまり、グループの全体像がわかりやすく、また「感動を生む食事」への挑戦が「ヘルスケアフード」の新たな価値創造への挑戦であることが理解できます。

 次の「日清医療食品の価値創出」ページでは、社会課題に対してどうアプローチしているのかが示されており、目指す「感動を生む食事」は課題解決の先にあることがわかります。

 さらに、「数字でみる日清医療食品」ページでは社会課題を捉えるに相応しい規模の企業であることがわかり、「活動方針、重点テーマ」のページでプロセスや重点テーマ(マテリアリティ)が簡潔にまとめられています。

 ページごとに内容を噛み砕いていることで大変読みやすく、また、このページ構成が、日清医療食品様の事業活動をCSRの視点で体系的な理解につなげていると感じました。

 HPでは、「機会とリスク/SDGsとのつながり」のページ構成が評価できるかと思います。

 Sustainable Development Goals(SDGs)のゴールという意味は、文字通り「目標」の意味です。「目標」を企業が義務や課題と考えると前に向きに捉えにくいですが、日清医療食品様では機会(チャンス)として積極的に取り組んでいる姿勢が素晴らしいと思います。

 本来、SDGsが目指すものは「なりたい世界や目標」で前向きなテーマです。
 今後も日清医療食品様が前向きにSDGsに取り組んでいただければと思います。

»機会とリスク/SDGsとのつながりについてはこちら

【期待することについて】


 CSR報告書のトップメッセージの見出しにも有るとおり「感動を生む食事」についてこれからの医療・福祉の食事の可能性を感じます。

「食」は生きる上で重要であり、どのような人も「食」なしでは生きていくことはできません。

 そして「感動」には色々な感動があります。

 おいしい食事を食べたから「感動」なのかも知れませんし、おいしいと笑顔で語っている喫食者を見て作り手が「感動」するのかも知れません。

 そして、ただ「おいしい」だけで「感動」が生まれるのかという点もあります。私の母は介護の末なくなりましたが、好きな柑橘類の匂いや特定の食事だと笑顔になりました。

 一人ひとり「感動」は違いますが、食事の場を「楽しい」と思えるような取り組みを今後も継続していただければと思います。

 また、高齢者向けの刻まない介護食「やわら御膳」についても魅力を感じます。

 これからの高齢化の中、ニーズは高まると思いますので、よりPRをしていただき有用性を広めていただければと思います。


※所属・役職名はインタビュー時になります。インタビュー日:4月9日

» ステークホルダーとの対話一覧についてはこちら

参考 SDGsビジネス・ラボについて


●SDGsビジネス・ラボ(第2期)
第1期での疑問・課題などをどうすれば解決できるか継続的に検討していきます。
・社内全体にSDGsを浸透させるには
・SDGsを経営層に浸透させるには
・SDGsで稼ぐとは
・取り組み企業が少ない理由は
・SDGsは一時のブームなのか
・顧客(消費者)にSDGsの取り組みを伝えるにはどうすればいいか
・SDGsは外国人労働者の受入れや障がい者雇用にどの様な影響があるのか
・産学官連携の発展形の産学官金労言連携とは
●開催期間
 第1回:2019年5月28日(火)
 第2回:1・2019年6月18日(火)2・2019年6月19日(水)
 第3回:1・2019年7月9日(火)2・2019年7月23日(火)
●開催時間:19時から20時30分
●場所:3×3Lab Future
●参加費 SDGsビジネス・ラボ(90分):9,000円(税別) ※全3回
●お申込み・お問合わせ先
 お申込み先:info@socialbusiness-net.com
 氏名・所属・連絡先(メールアドレス)をお送りください。
 お問合わせ先:03-6820-6300

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