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CSR/社会貢献活動の取り組み

「企業に就労し、働きたい!」をかなえるために「企業に就労し、働きたい!」をかなえるために

掲載日:2019年03月28日
ステークホルダー : 地域社会
キーワード : ダイバーシティ 教育機関

「企業に就労し、働きたい!」をかなえるために|埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 就労支援担当 教諭 加藤 諒様にインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとしての透明性の高い経営にするため、すべてのステークホルダーの皆様に対し、積極的かつ公平・迅速な情報開示に努めています。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回、埼玉県立特別支援学校※1さいたま桜高等学園 就労支援担当である教諭 加藤 諒様に、日清医療食品との取り組みなどをインタビューいたしました。

※1 特別支援学校とは…障害者等が「幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準じた教育を受けること」と「学習上または生活上の困難を克服し自立が図られること」を目的とした学校のこと。

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埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 就労支援担当 教諭 加藤 諒様

インタビューに答えていただいた埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 就労支援担当 教諭 加藤 諒様

Q.埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園について教えてください。


【「企業に就労し、働きたい!」をかなえるために】


 JR北浦和駅よりバスで大久保団地東下車してすぐのところに本校はあります。本校の特色としては次の3つがあります。

 1つ目は週30時間の授業のうち、15時間を専門教科に充てています。その他の教科でも「働く力」を育むための授業内容を多く取り入れています。

 2つ目は働きたいという意欲と就労に向けた自信を育み、一般就労の実現と職場定着の向上に取り組む学校づくりを目指しています。昨年度から目指す学校像を変え、生徒の実態に即した進路選択を促した進路選択をしています。

 3つ目は近隣の施設や道路・公園の清掃、地域行事への参加などに積極的に取り組んでいます。またカフェの運営や区役所での販売を通して、生徒と地域の方々との交流も図っています。

 この3つは「企業に就労し、働きたい!」という生徒の夢をかなえるための本校の特徴になります。「人間の究極の幸せは4つあり、1つは、人に愛されること。2つは、人にほめられること。3つは、人の役に立つこと。そして最後に、人から必要とされること。」とういう想いから、生徒一人ひとりの幸せを真剣に考え、皆がその幸せを確実につかめるようにする学校を本校は目指しています。

埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園

埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 外観

Q.日清医療食品との接点を教えてください。


【ハーティセンター立ち上げ前-2014年から-】


 2015年に日清医療食品様は障害者就労センター「ハーティセンター」を開設されていますが、「ハーティセンター」立ち上げに向けて2014年に1名生徒を受けいれていただき、1期生として採用していただいています。

 現在までの間に25から30名程度の生徒の実習を日清医療食品様のハーティセンターで受け入れていただいています。

 本校では、進路指導として1年生には体験ステージとして働くための基礎学習を経験していただき、2年、3年生と経験ステージ、志望ステージ、定着ステージとステップアップし、生徒と企業がお互いに知り合うことで将来的な卒業後の就労につなげています。

 この進路決定までのモデルプランでは生徒一人ひとりが目的を持って取り組んでいます。
実習は回数も大切ですが、生徒が多くの企業を知ることで選べる基準を作ることも重要です。

 企業の中には就職前の3年生からの受入れのみを希望されるところもありますが、日清医療食品様では1年生の体験実習から受け入れていただいています。

埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 学校案内パンフレットより

【受け入れる企業が気をつけることについて】


 生徒が希望する業務は様々で、事務系や清掃、接客など多岐に渡ります。企業側からは事務および事務補助の求人が最近増えてきているように感じます。

 私どもが企業側に生徒の受入れをお願いする上で2点お願い事がございます。

 一つ目は情報の共有です。

 生徒一人ひとりは個性的であり、できることが異なります。そのため私たちが企業を訪問し、企業側の受入れ体制を確認するとともに、受け入れていただける生徒の課題や情報の共有を行っています。

 また、受入れていただいている企業の担当者の方が本校に見学に来られている場合もあります。日清医療食品様も担当者が見学に来ていただいています。

 本校に来ていただき、生徒が授業でどういうことが出来ているのかを知ってもらうことで、実際にどのような業務なら可能なのかを実感していただければと思います。

 特に、はじめて障害者雇用を考えられる企業の担当者は不安も多いかと思いますので、学校への見学は検討していただければと思います。 

 二つ目は長期的に生徒を見ていただくことです。

 本校では1年、2年、3年と就労するまでの間に何回か実習として受け入れていただいています。短期間では上手く見えてしまう生徒も中にはいます。ミスマッチをなくすためにも生徒をしっかり見ていただければと思います。

【仕事の切り出しについて】


 受け入れていただいている企業の中では、かなり努力をされ仕事の切り出しをされています。

 一人の生徒を受け入れるために、印鑑を捺印するだけの仕事を切り出された企業もあります。なかなか業務を仕分け、切り出す作業も大変だと思いますが採用強化を計画されている企業におかれましては仕事の切り出しについても検討いただければと思います。

【フォロー体制について】

 企業にお願いするばかりだけではなく、生徒の卒業後についても私たちはフォローをしています。

 これは学校により異なると思いますが、本校では入社してから1ヶ月から3ヶ月までの間は重点的に生徒のフォローをしています。

 もちろん、企業によってはフォローを月に1回定例で求められるところもあれば、フォローについて不要であると判断されているところもあります。

 日清医療食品様では年に3回フォローをさせていただいています。

 なお、訪問回数は企業により異なりますが、卒業生に何かあれば職員が現地を迅速に訪問できる体制を構築しています。

Q.今後日清医療食品に求めることがあれば教えてください。


【評価できる点について】


 1つ目として、本校にとっても1年生の実習から受け入れていただいていることは大変ありがたいです。

 2つ目として、日清医療食品様のハーティセンターを訪問させていただくと、センター員の皆様が立ち上がり身体を向けて挨拶をしていただけます。

 これは実習に行った生徒から先輩社員の対応がすごく、またアットホームな職場であると意見をいただいています。

 挨拶をすることは当たり前のことですが、この当たり前のことができない子もいます。私自身も日清医療食品様を訪問させていただくたびに心地よい挨拶と雰囲気に気づきをいただいています。

 2019年4月から2名の生徒を採用していただけましたが、日清医療食品様以外の企業も実習を経験していました。

 その中で今までのステージの積み重ねや他社と比べた結果、日清医療食品様を選ぶとともに私たちも日清医療食品様なら大丈夫と判断いたしました。

 3つ目として、実習において生徒が抱える課題に目が行くことが多いですが、日清医療食品様は生徒の強み、良いところを理解して伝えていただけるので非常に助かります。

 生徒の中には自己肯定感※2が低い生徒もいます。評価されることで働く楽しみが得られ、前述のとおり人間の究極の幸せにつながります。

 今後も継続して実習に参加する生徒の良いところを考え、理解し、伝えていただければと思います。

※2 自己肯定感とは…自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉のこと。

【求めることについて】


 現在、日清医療食品様のハーティセンターはさいたま市中央区にあります。同様のセンターが他のエリアに増えるもしくは、業務の拡大を図っていただきより多くの方の受入れを可能としていただければと思います。

※所属・役職名はインタビュー時になります。インタビュー日:3月12日

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