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社外監査役の役割について社外監査役の役割について

掲載日:2019年03月12日
ステークホルダー : 日清医療食品
キーワード : コーポレートガバナンス コンプライアンス

社外監査役 大内 弘一様へのインタビュー

 日清医療食品が病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとして、さらに大きく成長し、企業価値を向上していくためにはコーポレート・ガバナンスを強化することが重要であると認識しています。

 そこで、日清医療食品のコーポレート・ガバナンスをより深くご理解いただくため、当社社外監査役でもあり大内弘一税理士事務所 所長でもあります大内 弘一様に社外監査役の役割と日清医療食品のガバナンス体制についてインタビューを実施しました。

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社外監査役 大内 弘一様

インタビューに答える 社外監査役 大内 弘一様

Q.社外監査役の役割をどのようにお考えでしょうか?


【監査役体制の条件について】


 監査役とは、取締役が職務を正しく執行しているかを監督する役職になり、監査役は最低でも3名以上が必要です。
3名のうち常勤監査役が1名以上、そして社外監督役が2名以上必要です。

 日清医療食品は常勤監査役1名、社外監査役3名の4名体制で、社外監査役は全監査役の半数以上を占めているため要件を満たしています。

 社外監査役は独立性、第三者性であることはもちろん、日清医療食品では専門性を重視されています。

 私は税理士という立場ですが、鈴木純社外監査役は弁護士の資格を有しています。

 専門家としての立場で貢献できることを意識しながら、各々が協力をし、社外監査役の役割を果たしています。

 監査役の選任は株主総会で行われ、取締役の選任と同様、総株主の議決権の1/3を下回る定足数では認められることはありません。なお、法律により任期は4年と定められています。

 日清医療食品のホームページにおいて第47回定時株主総会(2019年6月27日開催予定)において付議される監査役候補者の内定がリリース※2 されているのはこのためになります。

※2…常勤監査役の久川有茂氏と非常勤監査役の鈴木純氏は2019年6月27日開催予定の第47回定時株主総会終結の時をもって退任の予定となります。

【社外監査役とは】


 社外監査役は、社内の指揮命令関係の影響を受けない立場で発言することで、経営を健全に維持する役割が期待されています。そのため資格要件として会社関係者でないことが要求されています。

具体的要件について

・社外監査役就任の前10年間に当該会社又はその子会社の取締役等でないこと。
・当該会社を支配する個人、又は親会社の取締役、監査役、執行役、支配人その他の使用人でないこと。
・当該会社の兄弟会社の業務執行取締役等でないこと。
・当該会社の取締役、支配人その他の重要な使用人又は支配個人の配偶者、二親等内の親族でないこと。

【社外監査役として】

 そもそも監査役は、業務監査と会計監査の2つの役割を担っています。

・業務監査:  取締役の職務が法令や定款を遵守しているかを監査すること。
・会計監査:  定時株主総会前に行われる監査で、監査結果を定時株主総会で報告。

 社内に属していない社外監査役が監査を行うには常勤監査役、内部監査室、会計監査人との連携が必要不可欠です。

 常勤監査役は社内の情報に精通しているため、社内の情報を蓄積していただき情報の共有を行っています。

 また、内部監査室が実施する16ヵ所の支店への内部監査に同行をしています。同行する際には様々な情報を事前に収集して挑みます。その情報の一つして社内報「悠翔」※3も参考になります。

 この社内報は2ヶ月に1回発刊されており、全社員および関連各所に配布されております。支店への監査を行う前に過去3年分程度、監査対象先の支店の取り組み事項や雰囲気や入社、異動など多岐に渡る情報を確認しています。

 対外的に出ているのは良い情報ですが、例えば新入社員紹介で紹介されている社員が数年後にも在籍をしているのか、その時のポジションはどう変化しているのか、支店が何か新しいことを始めたと掲載がある場合、その取り組みが継続されているのか、検証は行われているのかなど確認する材料になります。

※3…社内報「悠翔」は、全社員および関係各所に隔月にて発刊をしている社内向けコミュニケーションマガジンです。

社内報「悠翔」

隔月にて発刊している社内報「悠翔」

Q.社外監査役から見た日清医療食品のガバナンス体制についてはいかがお考えでしょうか?


【透明性のある経営】


 ガバナンス体制については以下の図のとおりですが、月1回の監査役会において支店にて内部監査に立ち会っているため、小さな出来事から内部監査室の指摘事項まで把握しています。

 各支店往査においても内統制室は慎重かつ真剣に業務を遂行しており、そのことからも透明性のある真面目な会社であることが感じられます。

 また、取締役会議の1時間前には代表取締役社長に対して勉強会を実施しています。この勉強会では、監査役として、専門的見地から日清医療食品 代表取締役社長が知るべき事柄を選定し実施しており、社会情勢から専門的知識まで多岐に渡ります。

 また、代表取締役社長が「社員の皆様への還元」とよく言われていること、社是を「心」とするなど働かれている社員を思っている姿勢が良く伝わります。

Q.社外監査役から見た、日清医療食品の今後の課題と期待について教えてください。


【課題点について】

 女性活躍推進が遅れているのが懸念事項です。日清医療食品では、多くの女性社員が働いておられますが、女性役員、女性支店長は一人も見当たりません。

 “食”を事業分野とする日清医療食品の社会的使命から考えても、女性の要職への積極的登用が喫緊の課題と考えます。

 また、日清医療食品は9社の子会社を有していますが、この管理体制の強化も喫緊の課題の一つと考えます

 M&A実行前のデューデリジェンスや、リスクの洗いだし、投資後の見極め基準、撤退も想定した事前施策そして、何よりも経営責任の所在の明確化が充分とはいえませんので、改善を検討いただきたいです。

【期待することについて】

 2018年はSDGs元年と言われており、多くの企業が取り組みを開始しています。このSDGsとは2015年9月に国連サミットで採択された、持続可能な世界を実現するため2030年までの国際目標になります。目標として17のゴール、169のターゲットで構成されています。

 日清医療食品でも、項目3「すべての人に健康と福祉を」を重点に施策をされていますが、まだまだ全社一丸となっている感じがありません。

 社員の一人ひとりが意識をして日清医療食品が社会に必要とされている企業であり、貢献性が高い業務であることを持つことが大切です。

 そういう意味では更に社内外に対して取り組みの発信強化が必要であると思います。

 次に、日清医療食品は業界のリーディングカンパニーとHP上で掲載されていますが、確かに主要3施設でのシェアはトップでありますが、業界を牽引し、この業界が社会に必要とされていることを多くの人が知り、この業界に勤めたいと思う人を増やす必要があると思います。

 そのためにも働きやすい職場環境の整備については特に重要であります。トップダウンではなく社員ひとり一人から『こうすれば良くなる』という声や意見が出て、取り組んでいくことが大きな効果を上げることができるといわれています。

 企業は人です。特に日清はマンパワーに依存する比重が高いですから、真のリーディングカンパニーとして業界を是非牽引していただきたいです。

 最後に、現在政府が推進する働き方改革は、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てることを目指しています。

 日清医療食品でも、働く人が明るい展望を持ち、心の底から本当に勤めて良かったと思えるそんな会社になれるよう全社一丸となって邁進していくことを期待しています。

※所属・役職名はインタビュー時になります。

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