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CSR/社会貢献活動の取り組み

献血に行こう献血に行こう

掲載日:2016年01月08日
ステークホルダー : 地域社会
キーワード : 復興支援 献血

献血に行こう|日本赤十字社 血液事業本部 経営企画課 広報係長の金井慶一様にインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとしての透明性の高い経営に資するため、すべてのステークホルダーの皆様に対し、積極的かつ公平・迅速な情報開示に努めています。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回、「献血で東北支援を!」キャンペーンに協力していただいている日本赤十字社 血液事業本部 経営企画課 広報係長の金井慶一様にインタビューを実施いたしました。

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※日清医療食品は医療に携わる企業として献血サポーターの一員として献血を応援しています。

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日本赤十字社 血液事業本部 経営企画課 広報係長の金井慶一様

※インタビューに答えていただいた、日本赤十字社 血液事業本部 経営企画課 広報係長の金井慶一様

Q.「献血で東北支援を!」キャンペーン実施までの流れを教えてください。


 日清医療食品様から社会貢献活動の一環として「献血活動」を考えているが、どのような取り組みがあるのかご相談を受けました。

 献血活動にご協力いただく企業様は、事業所単位で献血バスを配車して社員の方にご協力いただく形が一般的であることをお伝えしたところ、社員数や事業所の規模の関係で、事業所ごとに協力することは難しいとのご意見をいただきました。

 また、献血に参加できる社員の方の人数を事前に把握することが難しく、献血バスを配車しても人数が集まらない可能性があるとの話になりました。

 その後協議を重ねる中、対象を日清医療食品様の社員の方に限定するのではなく、広く社会に対して献血の重要性を訴え、社会貢献性の高い活動も付加した献血活動にできないかとのご意見をいただきました。

 そのご意見を元に、日清医療食品様に現在ご協力をいただいています「献血で東北支援を!」キャンペーンが実現いたしました。

 第1回のキャンペーンは、日清医療食品様が社員の方の献血協力に加え、全国の献血会場において一日限定で入浴時にひのきの香りがする記念品を献血された方に提供し、記念品の購入費用の一部を東北支援に寄附するというものでした。

 はじめての取り組みであったため、実施に至るまでに困難もありましたが、多くの方からご好評をいただきメディアにも取り上げていただきました。

 その後、日清医療食品様からこのキャンペーンを一過性ではなく、継続することにご賛同をいただき、この2月にも第4回のキャンペーンにご協力いただけることになりました。

 献血会場については日本赤十字社HP内 「献血する」のページでご確認ください。

»日本赤十字社HP内 「献血する」はこちら

過去のキャンペーンでのノベリティー

過去のキャンペーンでのノベリティー

Q.どうして東北支援なのかを教えてください。


【日本赤十字社の取り組み「命を守る・生活を支える・人を育む」】

日本赤十字社 血液事業本部 経営企画課 広報係長の金井慶一様

 まず、日本赤十字社の事業について説明させてください。

 日本赤十字社では『命を守る』『生活を支える』『人を育む』、この3つの事業を活動の柱としています。

 まず『命を守る』事業としては、国際的な救援活動と国内での災害救護活動があります。

 国際的な救援活動では医療チームの派遣、救援物資の搬送、救援資金の送付などを行っています。

 国内での災害救護活動では救護班や医療チームの派遣、支援物資の配分、こころのケア活動としての被災者訪問などを行っています。

 また、赤十字病院の運営、「献血」の血液事業、救急法(応急手当・心肺蘇生・AEDの使用方法)の普及活動もこの『命を守る』事業の一つです。

『生活を支える』事業としては、社会福祉施設の運営を行っています。さまざまな事情により家庭で生活できないお子さん、介護を必要とする高齢者の方や障がい者の方に対する生活支援などを行っています。

『人を育む』事業としては、看護学校や看護大学などで看護師の養成を行っています。

 さらに、東日本大震災の復興支援活動も日本赤十字社の重要な事業です。

 日本赤十字社では東日本大震災の発生直後には、医療活動、救援物資の配布、炊き出し、義援金の受付などの緊急支援活動を行いました。

 その後は復興支援活動として、生活家電セットの寄贈やこころのケア活動などの生活再建支援、幼稚園や保育園の施設整備などの教育支援、医療機関の再建などの医療支援、福祉サービスなどを行っています。

 しかしながら、いまだに多くの方が仮設住宅での生活を余儀なくされているなど、復興へのご協力がまだまだ必要な状況です。

【東北支援について】


 日清医療食品様から献血活動に社会貢献性の高い活動を付加することができないかとのご相談を受けた時、まず心に浮かんだのが東日本大震災の復興支援のお力になっていただけないかということでした。

 また、日清医療食品様のご担当の方も被災地に何度も赴き復興支援の必要性を感じられていたとお聞きました。

 日清医療食品様と日本赤十字社の思いが重なり、献血活動に付加して「東北支援」を行うこととなりました。

Q.献血を取り巻く環境の変化について教えてください。


 現状では、皆様のご協力により医療機関が必要とする血液量は確保できております。

 この背景としては、献血者数はここ10年ほどで減少傾向にあるものの、400mL献血や成分献血の普及により、お一人当たりの献血量が増えていることが要因の一つです。

 また、医療技術の発達により、手術時に出血を抑える方法が浸透し、必要な血液量が減っていることも要因の一つと言われています。

 現在、輸血を必要としている方の約85%が50歳以上の方々であり、社会の高齢化の進行により、今後、輸血を受ける方は増えていくことが見込まれています。

 その一方、少子化の進行により、献血にご協力いただく若い方が減少していくことが見込まれています。

 現在は40〜50代の方が献血者の中心ですが、献血の年齢上限は69歳であるため、将来の輸血医療を支えていくためには、若い方のご協力が必要不可欠な状況です。

【出典 愛のかたち献血(平成27年4月第20版)】

Q.若い方の献血を増やすための取り組みを教えてください。


 厚生労働省と協力し、さまざまな取り組みを行っています。

 ホームページやSNSにおける献血に関する情報の発信、献血のたいせつさを伝えるイベントの開催、若い方が読者であるファッション雑誌への広告の掲出、発信力のある有名人をイメージキャラクターに起用した献血推進キャンペーンの展開などを行っています。

 さらに、小・中学生を対象とした献血の必要性をご理解いただくセミナーの開催や若い方が足を運びやすい明るい雰囲気の献血ルームづくりなどに取り組んでいます。

 若い方が献血に関心を持っていただけるきっかけ作りが重要であり、さらにそれを継続していただける仕組みが必要であると考えています。

※献血ルームの風景

Q.日本赤十字社から見た「献血で東北支援を!」についてご意見があれば教えてください。


 献血に東北支援という社会貢献を絡めてご協力いただく日清医療食品様の献血活動は、画期的な取り組みであり、たいへん感謝しております。

 また、キャンペーン時には東北支援につながる記念品が全国の献血会場で提供されることもあり、献血者の方からも好評をいただいております。

 企業様の献血活動においては、事業所単位でご協力いただく形が一般的ですが、全国の社員の方が各地の献血会場に足をお運びいただく形での献血協力や社内報での献血の普及啓発など、日清医療食品様の取り組みは非常に先進的であると感じています。

 このように日清医療食品様が熱心に取り組まれているのは社員の方々が医療施設や福祉施設で働かれていて、献血された血液がどのように医療現場で使用されているかをイメージしやすい環境にあるということも理由のひとつだと思います。

 また、献血された血液の多くは白血病・ガンなどの病気の治療に使用されていますが、社員の方が日頃の医療現場において、常に血液は必要とされているということを十分に理解されていることも熱心に取り組まれている理由のひとつだと思います。

Q. 今後日清医療食品に求めることがありましたら教えてください。

 まずは、過去3回にわたる「献血で東北支援を!」キャンペーンの実施ならびに社員の方の献血へのご協力に対し、感謝申し上げます。

 患者さんに必要な血液をお届けするため、血液事業に対しては今後も世代を超えた皆さまからのご協力が必要不可欠です。

 東日本大震災の際、被災した3県(岩手・宮城・福島)において献血の受入れができなくなった時期があり、血液の不足が懸念されましたが、他の都道府県の方々が積極的に献血にご協力いただいたことで、血液は滞りなく患者さんのもとに届けられました。

 このように、血液事業は皆さまの温かい「心」で支えられています。

 日清医療食品様には全国の社員の皆さまに加え、ご家族やご友人、次世代へと献血のたいせつさを広めていただき、一人でも多くの方に献血にご協力いただければ、幸いです。

 また、今後も「献血で東北支援を!」キャンペーンをご継続いただき、「震災復興」や「輸血用血液の確保」などの社会の要請に対するご貢献をお願いできればと考えております。

【インタビュー実施日】


2016年1月8日

※所属・役職名はインタビュー時になります。

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