「食」の側面から医療・福祉を見つめ支える日清医療食品。ヘルスケアフードサービス業界のリーディングカンパニーです。日清医療食品株式会社

CSR/社会貢献活動の取り組み

木を使おう木を使おう

掲載日:2015年12月14日
ステークホルダー : 地球環境
キーワード : パートナーシップ 献血 環境保護

「献血で東北支援を!」キャンペーン 配布する「折り樹」について|株式会社イトーキ 田渕様 千葉様にインタビュー

 日清医療食品では、医療に携わる企業としての社会貢献活動として「献血活動」への協力を活動の一つとしています。

 日本赤十字社と協議を重ね、当社社員約4万3千名の社員に対して献血活動を呼びかけるとともに、広く社会に対して、献血活動への参加を呼びかけることが、献血活動への貢献に繋がると考え取り組みを実施しています。

 日本赤十字社側から社会貢献性の高い献血活動に何か付加価値を付けられないかと提案があり、まだまだ支援が必要な東北支援に繋がる商品を一日限定で献血活動に参加していただいた方に配布を年2回実施しています。

 配布する商品については、「東北支援」に繋がることは元より、森林保全活動に繋がるよう間伐材を使用した商品を選定しています。

第3回で配布し、第4回でも使用します、「折り樹」を提供いただきました株式会社イトーキ 営業本部ソリューション開発統括部 Ecoソリューション企画推進部 Econifa開発推進室の田渕陽子様と営業本部 東京東支社 千代田支店 販売1チームの千葉哲郎様にインタビューを行いました。

»株式会社イトーキ HPはこちら

配布いたします「折り樹」へのお問い合わせ先につきましては
株式会社イトーキ お客様相談センター フリーダイヤル 0120-164177 までお願いします。
※営業時間:9時から17時(土日、祝日、夏季休業日、年末年始を除く)  

» ステークホルダーとの対話一覧についてはこちら

※インタビューに答えていただいた、株式会社イトーキ営業本部 東京東支社 千代田支店 販売1チームの千葉哲郎様と営業本部ソリューション開発統括部 Ecoソリューション企画推進部 Econifa開発推進室の田渕陽子様

Q.業種の違う日清医療食品とコラボをしたキッカケを教えてください。

※株式会社イトーキ 営業本部ソリューション開発統括部 Ecoソリューション企画推進部 Econifa開発推進室の田渕陽子様

 イトーキでは、これまでに、東日本大震災の被災地の被災木材の活用として、みどりの復興支援プロジェクト「Econifa+RE(エコニファ アールイー)」をはじめ、国内のさまざまな産地の木材を活用する取り組みを展開してまいりました。

 日清医療食品様の行われている「献血で東北支援を!」のお話をうかがい、献血という社会貢献性の高い活動に企業として参加され、継続的な東北支援をされていること。

 さらに配布するノベルティには、地元産の木をつかった商品を選び続けられていることなど、イトーキの活動に共感する部分が多く、今回コラボレーションをさせていただくことになりました。

 みどりの復興支援プロジェクト「Econifa+RE(エコニファ アールイー)」は、東日本大震災で津波被害をうけた海岸林の材を家具として活用する取り組みです。

 一度波をかぶってしまった木は立ち枯れてしまうため、倒木などの危険がないように伐採されます。

 そうして出てくる被災木材を、廃棄物ではなく資源として活用するため、石巻市の西北プライウッド株式会社と協業でデスクやテーブルのボードとして家具にしました。

 また、Econifa+REの家具の収益の一部は、公益社団法人国土緑化推進機構の復興アクションを通じて「緑の募金」の使途限定募金に寄付をおこない、東日本の被災地の復興支援のうち、特に被災地の美しい海岸林をよみがえらせるために役立てていただきました。

 材料となる被災木材の処理がおわったため、「Econifa+RE」の活動は、2015年3月に終了しましたが、ひきつづき、東北3県をはじめ日本各地の森からでてくる木材を活用することで、地域活性化につなげる取り組みを展開しています。

»公益社団法人国土緑化推進機構 HPはこちら

»株式会社イトーキ プレスリリース「みどりの復興支援プロジェクト『Econifa+RE』開始」についてはこちら

Q.東北地方の木材を活用すると、どのようなよいことがありますか?


 木を伐採することは自然破壊に繋がるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 実は、現在の日本国内の森では適切に伐採して使うことが森林を健全に保つ方法でもあります。

 日本の森の多くは戦後に植林された人工林が多く、その木は、スギやヒノキといった針葉樹が大半です。

 50年生以上になると、木も高齢になりCO2の吸収率が落ちてしまいます。 また、人工林は木の畑といわれていて、人の手で植えて育てる森です。

 元気な森を育てていくには、間伐や手入れをすることはもちろん、木が大きくなったら伐採して使う。
 そして再度植林して次の世代の木を育てることが重要です。

 東北地方の木を使うことは、その地域の森林を活性化すること。さらには、林業や木材加工業など、地域にある産業の活性化につながります。

 材料の産地がわかる商品であれば、手に取った一人ひとりが産地のことを知り、応援することができます。

Q.「折り樹」について教えてください。

 今回の、「献血で東北支援を!」キャンペーンで配布されているのは、薄い天然の木を、折り紙同じ感覚で「折る」ことができる商品です。
 折り「紙」ならぬ、折り「樹」、といいます。宮城県くりこま高原のスギを使用しています。

 本物の木を使用しているため、それぞれに異なる木目のデザインや、あたたかな木の手触り、木の香りを感じていただけます。

 第3回「献血で東北支援を!」キャンペーン時からこの商品を採用いただき、好評につき今回の第4回「献血で東北支援を!」キャンペーンでも採用いただきました。

 キャンペーンの日には、全国の献血ルームや献血バスで、配布されます。少しの空き時間に、産地である宮城の森に思いをはせながら、折り・遊んでいただくことで少しでも日常のストレスを和らげ、リフレッシュしていただけると嬉しいです。

 献血会場については日本赤十字社HP内 「献血する」のページでご確認ください

»確認ページはこちら

Q.イトーキとしての取り組み、特に木を使った取り組みを教えてください。


 イトーキはオフィス空間をはじめ、公共施設や専門施設、パーソナル空間まで、人の暮らしを取り巻くあらゆる環境づくりを事業として展開しています。

 1999年に企業コンセプトとして「Ud&Eco style(ユーデコスタイル)」を宣言し、人にやさしい「Ud(ユニバーサルデザイン)」と、環境にやさしい「Eco(エコデザイン)」の融合で持続可能な共創社会の実現に貢献することを打ち出しました。

 そして2009年には、「人も活き活き、地球も生き生き」を掲げ、製品の提供にとどまらず、「ECO」、「ICT」、「FM」といった切り口でお客様の活動をサポートする事業に取り組んでいます。

 ECOの切り口では、カーボンマネジメント、具体的には「電力の見える化」や、「カーボンオフセット」などがありますが、炭素固定化によるCO2排出量の抑制として、地域材活用ソリューションEconifa(エコニファ)があります。

 地球温暖化防止や国土保全、国産資源活用の観点から、日本各地の森林を活用しようという動きが広がりつつあります。

 Econifaは、木材の産地を限定せず、全国の「やま」から採れた地域材を、国内外のデザイナーによる洗練されたデザインの家具や内装材として、「まち」で使っていく取り組みです。

 森林の多くを占める針葉樹を家具や内装として活用し、森林活性化によるCO2吸収量増加と、街での木材利用によるCO2固定化量増加に貢献しています。

地域材活用ソリューションEconifa のしくみ

 Econifaは、「炭素固定」をキーにして、「やま」と「まち」が木材の利用によって結ばれる、地域的循環を再現していくしくみです。

「やま」での「植える→育てる→収穫する」という森林サイクルをまわし、同時に「まち」での木材の利活用をすすめていきます。

CO2固定とは


  森の木は二酸化炭素(CO2)を吸収して育ちます。木の半分は炭素(C)でできています。
木は伐採され、木材として加工され、家具などで使っている間は、木材の中に炭素(C)を貯めている状態といえます。

 まちで地域材がいきづき使用される間は、空気中にCO2を排出せず、CO2排出量の抑制につながります。 この、木が炭素を貯めている状態のことを、CO2固定といいます。

「Econifa(エコニファ)」とは


「Ecology(エコロジー)と「Conifer(針葉樹)」から成る造語です。
 日本の森林の多くを占めるスギ・ヒノキなどの針葉樹を中心に、家具や内装製品として活用するソリューション活動の名称です。

商品例

※国産スギを圧縮し、チェアの強度をもたせた応接家具シリーズ「twimo(ツイモ)」

Q.街で木を使うことは、森にとってはどんな意義がありますか?

 森林は木材を生み出すだけでなく、豊かな生態系を育み、生物多様性の保持や、CO2固定による地球温暖化防止など、さまざまな役割を担っています。

 現在日本には、国土の70%を覆う森林が残されています。しかしその多くは充分活用されているとは言えず、木材の自給率はわずか31%に過ぎません。

 このままでは森林の荒廃が進み、CO2吸収量が減るだけでなく、生物をはぐくむ豊かな土壌や、飲み水など今あたりまえのように享受している自然の恵みが、なくなってしまう可能性もあります。

 これは、森側だけの問題ではありません。そうした資源の消費地である街側も課題としてとらえる時期にあります。地域材活用はその一つの方策と考えています。

 日本では古くから、各地の森林が育む木材を生活や社会活動の場に活用してきました。 この豊かな「木の文化」を現代にふさわしい形で蘇らせることで、森と街が、共に「いきいき」とする社会を実現できるのではないでしょうか。

Q. イトーキから見た今回の「献血で東北支援を!」について感想や社内で何か変化がありましたら教えてください。


献血で東北支援を!について

※株式会社イトーキ営業本部 東京東支社 千代田支店 販売1チームの千葉哲郎様

 今回、「折り樹」を提供するにあたり日本赤十字社様から「献血」について説明を受けました。

 血液は現在でも人工的に作ることができず、輸血は献血がないと成り立たないこと、また、輸血を求めている人の大半はがん治療や白血病等の治療で必要であることも知りました。

 現在は献血活動に協力している方で輸血を必要としている方を支えることができています。

 ただ、現在献血活動に協力している方の年齢が上がってきていて、このままの状況ではいつかこのバランスが崩れることになると説明を受け、日清医療食品様が献血活動に協力している意義を知りました。

 社会貢献性の高い「献血」に企業が参画することで「東北支援」や「森林保全活動」につなげていく活動はCSV(Creating Shared Value:共有価値創造)として良いモデルなのではと思いました。

※CSV(Creating Shared Value:共有価値創造)とは


 社会的な価値と企業にとっての価値を両立させて、企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決していくことを目指す新たな経営理念。戦略的CSRの一種。

社内での変化について

 今回、日清医療食品様の「献血で東北支援を!」の活動に協力するにあたり、献血について社内でも多くの取り組みを実施しました。

 朝礼での呼びかけや社内のイントラネットで告知を行い、献血活動に参加する社員が増えました。

 また、今回日清医療食品様に採用いただきました「折り樹」はインパクトがあり、自分だけではなく周りの人にも伝えたくなるという意見もありました。

 今回の日清医療食品様とのコラボレーションをきっかけに、社員一人ひとりの献血への意識がとても変わったように思います。

Q. 今後日清医療食品に求めることがありましたら教えてください。


社会課題の解決として


 わたしたちは、地域材活用に真剣に取り組み、環境や社会が抱える課題の解決に貢献したいと考えています。

 日清医療食品様は、医療の分野を通して、人や地域、社会に対してさまざまな課題解決や先進的な取り組みをされています。

 今後は「献血で東北支援を!」のプロジェクトをはじめ、地域活性化や森林保全活動という側面で、ひきつづき協力できる体制が構築できればと思っています。

【インタビュー実施日】


2015年12月14日
※所属・役職名はインタビュー時になります。

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