「食」の側面から医療・福祉を見つめ支える日清医療食品。ヘルスケアフードサービス業界のリーディングカンパニーです。日清医療食品株式会社

CSR/社会貢献活動の取り組み

進化するWebプロモーションとは進化するWebプロモーションとは

掲載日:2017年01月11日
ステークホルダー : 地域社会
キーワード : Webマーケティング プロモーション

Webプロモーションで世界とつながる・広がる|マーケティング・Webプロモーション支援を手掛ける 田中千晶様にインタビュー

 日清医療食品は病院・介護福祉施設向け、給食受託会社のリーディングカンパニーとしての透明性の高い経営にするため、すべてのステークホルダーの皆様に対し、積極的かつ公平・迅速な情報開示に努めています。

 また、当ホームページではWebの特性を活かし、双方向のコミュニケ―ションツールとして、CSRへの取り組みの最新情報を随時公開しています。

 日清医療食品ではステークホルダーエンゲージメントを、社会課題の解決の手法や組織の決定に関する基本情報を提供する目的として、組織と一人以上のステークホルダーとの間に対話の機会を作り出すために試みられる活動と捉えています。

 今回、書籍「頼られるWeb担当者になる! ネットプロモーション教本」の著者でもあり、Webプロモーション・マーケティング事業などを手がけられている田中千晶様にインタビューを実施いたしました。

» ステークホルダーとの対話一覧についてはこちら

田中千晶様

※インタビューに答えていただいた、田中千晶様

Q.ネットプロモーションとは何ですか?


【広告と制作の相乗効果が大切】


 ネットプロモーションには大きく二つに分けられます。1つが広告、もう一つが制作(クリエイティブ)になります。

 一般的に、ネットプロモーションは広告として知られていることが多いのではと思います。

 広告というのは、リスティング広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ広告というものがあります。最近では、NAVER まとめや、ANTENAなどのキュレーション※1サイトでの、記事広告※2というものも出て来ています。

 また、アプリ内での広告、アプリダウンロードを促す広告も増えて来ています。

※1 キュレーションとは・・・インターネット上の情報を収集しまとめること。また、収集した情報を分類、つなぎ合わせ新しい価値を持たせ共有すること。

※2 記事広告とは・・・PR内容が通常の編集記事とよく似た体裁で編集されたペイドパブリシティ(paid publicity)の一種のこと。

【メディア遍歴から見る戦略的プロモーション】


 ネットプロモーションが加速するのは、現状のネットメディアが成長期であることも1つの要因です。

 過去技術革新が進む中で私たちは様々なメディアが生まれ、メディアを活用する形で様々なプロモーションが開発されてきました。

 ラジオが開発されたときは、ラジオ放送内での紹介や音声での広告が主力でした。けれど、テレビが開発されるとテレビ放送でのCMやニュース報道でのプロモーションが行われるようになりました。

 現在でもテレビの影響は強いですが、パソコンが開発され、ネット環境が整備されるとYahoo!などの検索サイトの影響も強くなり、ネット広告など様々な取組みがなされています。

 現在、スマートフォンの開発から「いつでも」「どこでも」「誰でも」情報の取得と発信が可能になりました。

 従来までは何かを調べようとした時は図書館で調べる、有識者に確認する、PCで調べるなどでしたが、現在ではスマホで手軽に情報を得ることが可能です。

 また、ラジオやテレビのように受動的ではなく、スマホでは双方向のコミュニケーションが可能です。そのため、従来遠かった存在の人や企業の距離が近くなります。

 だからこそ、企業は情報発信を求められ、その情報を受けた個人が感想を発信するサイクルが行われます。

 ただ、弊害もあります。情報が氾濫すると、その情報が正しいのか精査できる情報リテラシーがこれから各人に求められます。

【信憑性のある情報を】


 個人が情報発信をする時代において、その情報の整合性をすべて裏付け・確認することは難しいと思います。

 新聞やテレビの報道では裏づけがなされた上での放映ですが、ソーシャルメディアのような双方向、特にリアルタイムのコミュニケーションでは信憑性があるのかどうか確認が必要です。

群集心理のように多くの方が発信をしているから正しい、後光効果のように権威ある方の発信だから正しいと判断するなど、個人でも判断基準を持つことは大切かと思います。

 その判断基準のひとつになるのかわかりませんが、私自身現在公共の場として、ラジオにてSNSとつなぐことをしています。ハッシュタグをつけたツイートを元に対応をすることをしています。もし、よろしければ視聴ください♪


ラジオ番組 レインボータウンFM ラジオパーソナリティー
毎月 第1、第3 水曜日 14:00-15:00

»田中千晶のソーシャルメディアMIX AtoZについてはこちら


Q.企業がネットプロモーションを行う際に注意する点は?


【流行に飛びつく前に足元の確認を】

田中千晶様

 フェイスブック、ツイッターに代表される、ソーシャルメディアの普及と多様化に伴い、企業とユーザーの接点は多種多様になりました。

 企業が情報発信としてオウンドメディアが注目されています。その背景として1つがコンテンツマーケティング、もう1つがSEOの変化だと言われています。

 コンテンツマーケティングが注目される理由として現状のネット状況があります。現状、ネット上は情報量が溢れ、ユーザーは様々な情報を手にすることが可能です。

 その結果、単に商品をアピールするだけでは、ユーザーを繋ぎ止めることができません。

 また、SNSにより商品に問題があった場合の拡散もかなり早くなります。

 そのため、普段からユーザー目線での提供することで、単なる顧客ではなく企業のファンにするということが重要になります。そのためのコンテンツマーケティングです。

 また、SEOの変化も顕著です。今後は更にコンテンツに魅力がないかぎり検索上位になるのは難しいと思います。

 けれど、私自身は流行に飛び乗る前にまず足元の確認から初めてほしいです。例えば30代をターゲットにしているのに、新しいものを取り入れポップな仕上がりになってしまえば10代向けのコンテンツになってしまう可能性もあります。そのためには戦略が必要です。

【3Cから見るネットプロモーション】

 ネットプロモーションではユーザービリティーやデザインを重視する人は多くいるかと思います。それも重要なのですが、私は行う上で必要なのは戦略であり、その戦略の前に自らを知ることが大切です。

 そのために3C(「customer」「competitor」「company」の頭文字)分析を行い、戦略的なメディアの選択・クリエイティブが必要になります。

 顧客分析(customer)では、自社の製品やサービスの購買層や潜在顧客を把握が大切です。また自社サービスの市場規模や市場の成長性、ニーズといった観点で分析が大切です。

 競合分析(competitor)では、同業の状況の把握が大切です。特に売上高、市場シェア、利益、顧客数などのパフォーマンスや、経営資源や構造上の強みと弱みといった観点での分析が大切です。

 自社分析(company)では、自社の経営資源や企業活動についての把握が大切です。

 売上高、市場シェア、収益性、ブランドイメージ、技術力、組織スキル、人的資源などを分析が大切です。

 特にARやVRといった最新技術はユーザーが追いついていない可能性もあります。ネットプロモーションを行う前にどうして取り組むのか、自社を取り巻く環境を再度確認が必要です。

»企業がネットプロモーションを行う際について、より詳しくは著者『頼られるWeb担当者になる! ネットプロモーション教本』(マ イナビBooks)を参照ください。

Q.ネットプロモーションを行う際に日本と海外には違いがありますか?

 海外でプロジェクトを行う際にはエンジニア、デザイナー、営業、マーケターと同じテーブルにつきます。そのため進めていく上で漏れがありません。

 しかし、日本の場合は営業や企画がプロジェクトを進めていき、その後からデザイナーエンジニアが参加することが多いです。

 そのため、システム上困難なことのため、作業煩雑になる、頓挫するなどのトラブルが発生することがあります。また、実現のためエンジニアが疲弊することも多くあります。

 このため、どこかで作成された二番煎じのようなアプリやコピーペーストしたようなサービスが多く見受けられます。ポテンシャルが高いのにうまく機能していないのが現在の日本なのかもしれません。

Q.エンジニア、デザイナー、営業、マーケターと分断している日本において、どのようなコミュニケーションの取り方がもっと最も良いプロジェクトを行える環境になるとお考えですか?

 一番はプロジェクトのスタート時から職種のこだわらずアイディアを出せるメンバー構成が必要です。けれど、大企業になればなるほど組織の垣根を越えることができず、思うようなメンバー構成が組めないこともあります。

 良いプロジェクトを行うには外部にコンサルティングを依頼するなどの取組みも必要かもしれません。

Q.日清医療食品HPの取組みの評価をお願いします。

田中千晶様

 まず、日清医療食品のHPを拝見して思ったのは、熱中症予防の4コマ漫画の異質さです。そして、このコンテンツはSNS向けであると感じました。

 SNSでは漫画のようなカジュアルなコンテンツが人気になります。こういう取組みのコーポレートサイトでしていることは大変興味深いと感じました。

 もう少しtoC向けの身近な4コマ漫画などがあると企業のブランディング、認知度向上に繋がるのではと思います。

 ちなみに、私は食宅便のユーザーでもあります。塩分を抑えているにも関わらずおいしい理由なども漫画などにしてわかりやすく消費者に伝えることも今後検討いただければと思います。

»評価いただいた熱中症予防の4コマ漫画ページについてはこちら

【田中千晶様プロフィール】

田中 千晶(たなか ちあき)
2009年、大学在学中に代表取締役の木下とともにソーシャルメディアを活用した収益化マーケティング会社アントを設立し、1年半で大手アパ レルメーカー、大手化粧品メーカー、大手スーパーマーケットをはじめ50社の契約。

Webプロモーション支援を得意とし、ソーシャ ルメディア活用、Webサイトディレクションを実施。企業の根本的な問題点を把握した上での課題解決につながるコンサルティングが高い評価を得、2012年から全国各地でセミナーを精力的に実施。

早くからソーシャル活用の取り組みを行ってきたことで蓄積されたノウハウ、 Facebook本社やTwitter本社へ毎年出向いて直接仕入れてきている情報も含め、最新のネットプロモーション事情についても、伝授。

マーケティング支援の書籍や連載などの出版活動 を角川出版社、マイナビ社、技術評論社、翔泳社、インプレス社で行っている。IT文化の振興と、UNIX/Linux文化の楽しさを広く伝え、エンジニア同士の連帯を図ることを目的とするトークイベント「TechLION」のレポートブログを担当。

近年ではレインボータウンFMのラジオパソナリティーとしても活躍。

■セミナー講演実績

http://www.unt-ad.jp/report

■代表的な著書

『頼られるWeb担当者になる! ネットプロモーション教本』(マイナビBooks)

いま押さえておきたい 中国ネットマーケティング最前線
 WeChat(微信)を活用した最新プロモーション事例(マイナビBooks )

SNS×リアルで実現する 新しいビジネスマッチング(マイナビBooks )

動画マーケティングのコツ(マイナビBooks 2月販売予定)

実践!Instagramビジュアルマーケティング 共感される公式アカウントの企画・運営からキャンペーンまで
(角川出版 10月販売)

ドリルで学ぼう 中小企業経営者必見!WEBマーケティングの基本(翔泳社 9月販売)

高木利弘スペシャルインタビュー「確実に成果の上がるネットプロモーション」高木利弘 & 田中千晶

■連載

gihyo.jp連載についてはこちら

BIND BLOGについてはこちら

TINKIT 連載「ITエンジニアのためのマーケティング入門SIビジネスとマーケティング」についてはこちら

アスキー.jp連載「今日からできる!実践Instagramマーケティング入門」についてはこちら

ferretについてはこちら

エンジニアtypeについてはこちら

■レポート

TechLION(毎回イベントのレポート担当)についてはこちら

» ステークホルダーとの対話一覧についてはこちら

関連記事

マンガマーケティング®を広告コミュニケーションのスタンダードに

マンガマーケティング®を広告コミュニケーションのスタンダードに

インタビュー:田所 洋平様
(株式会社 シンフィールドアカウントプランナー)

2019年10月07日更新

平成の振り返り Webでの炎上 過去と未来について

平成の振り返り Webでの炎上 過去と未来について

インタビュー:國松 諒様
(株式会社エルテスリスクコンサルティング部 部長)

2019年08月19日更新

伝わるカタチをデザインする

伝わるカタチをデザインする

インタビュー:上平泰輔様
(株式会社大伸社コミュニケーションデザインCEO 代表取締役)

2019年05月20日更新

映像でわかりやすく伝える

映像でわかりやすく伝える

インタビュー:岡崎様
(株式会社シンネットインターナショナル)

2018年07月17日更新

社会人を目指す学生へのサポートを

社会人を目指す学生へのサポートを

インタビュー:河井様、森川様
(株式会社MOPS)

2017年01月20日更新