暑い夏を乗り切るためには熱中症を知り、熱中症になってしまったときの対策を知り、そして、予防が必要と考えております。
暑さで体調を崩した際、まずどういう症状なのかを知りましょう!!
| 種類 | 詳細 |
|---|---|
| 熱失神 | 皮膚血管の拡張によって血液が低下。脳血流が減少しておこる。 |
| 症状 「めまい」「失神」「顔面蒼白」「脈は速くて弱い」 | |
| 応急処置 衣服をゆるめて寝かし、水分補給をしましょう。足を高くし、手足を末梢から中心部に向けてマッサージしましょう。 | |
| 熱疲労 | 脱水による症状。 |
| 症状 「脱力感」「倦怠感」「めまい」「頭痛」「吐き気」 | |
| 応急処置 衣服をゆるめて寝かし、水分補給をしましょう。足を多々隠し、手足を末梢から露深部に向けてマッサージしましょう。 | |
| 熱けいれん | 大量に汗をかいた後に水分だけを摂取して血液の塩分濃度が低下した状態。 |
| 症状 「足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれん・こむらがえり」 | |
| 応急処置 生理食塩水(0.9%)を補給しましょう。市販の飲料の場合はナトリウムが40~80mg(100ml中)入っていれば0.1~0.2%の食塩水に相当します。 | |
| 熱射病 | 体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態 |
| 症状 「応答が鈍い」「言動がおかしい」「意識がない」「高体温」 | |
| 応急処置 くび、わきの下、足の付け根など太い血管のある部分を冷やす足を高くし、マッサージをしましょう。応答が鈍い、言動がおかしいときは病院への搬送を行ってください。 |
発汗により失う塩分は無視できません。
発汗により1Lあたり2~4gの食塩を失います。
水だけを飲むとナトリウム濃度が薄まるため、濃度を一定に保とうとして水利尿が起こり、体内の水分は十分に回復できません。
そのため、摂取する水分は0.1~0.2%の食塩水またはナトリウム40~80mg/100mlのスポーツドリンクを飲むことがのぞましいです。
発汗により失われた水分を補うため糖分を含むスポーツドリンクや清涼飲料水を飲み続けると、ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトアシドーシス)になる可能性があります。
100mlあたり10g程度の糖質が含まれており、スポーツドリンクの場合は100mlに6g程度の糖分が含まれています。
砂糖は総エネルギー必要量の10%未満にすべきとWHO/FAOの2003年のレポート内にも記載がありますので、1日に摂取する砂糖50~60g程度とするならば、スポーツドリンクや清涼飲料水は1日に500ml程度にするほうがよいのかも知れません。
暑い中じっくりと汗をかく運動や作業を1~2時間行うと4~5日後には約8割程度夏の暑さに慣れてきます。(個人差はありますのであくまで目安です)
◎暑さへの慣れを行うための注意点
1・トレーニングのはじめは継続する時間は15分程度とし、運動の間に休憩を挟んで体温が上昇しすぎないようにする。
2・気温が高いときは運動量や運動時間を少なくする。
3・汗で失った水分と塩分を補うよう注意する。
4・暑さに慣れてくると汗の量が増えるので水分と塩分を取る量も増やす。